生理の不調をコントロールできた独身時代
独身のころは仕事が忙しく、なかなかプライベートの時間も作れずにいました。お客様との打ち合わせや資料作成、そして現場での確認など、とにかく毎日スケジュールがぎっしりで、まさに仕事に没頭しているような状態だったのです。
そんな日々でも、毎月生理が訪れます。時にはクラクラとめまいを起こすこともありました。私の場合、お客様と打ち合わせをしているときは緊張感を持っているからか、そのような症状は出ないのですが、デスクワークをしていると一瞬頭がクラっとすることがよくありました。
そのようなときは、目をつむって症状が治まるのを待ち、その後は温かいお茶を飲んだり、少し甘い物を食べたりしてひと息つくようにしていました。
3人の子育ては待ったなし! 生理中でも超ハード
現在、低学年の小学生から3歳まで、3人の子どもを育てている私。出産後は、子どもが1歳を迎えるころに生理が再開しました。そして、産後は生理に若干の変化が起こり、産前に比べると全体的な経血量は変わらないものの、初日の量が増えた気がします。それに伴い、生理初日に立ちくらみを起こすことも増えました。今では1日目と2日目が立ちくらみを起こしやすいタイミング。公園など、外に出ているときはやはり気が張っているからか、あまりそのようなことはありません。
私の場合、キッチンでごはんを作っているときやあと片付けをしているときに立ちくらみが起こることが多いです。そのようなときは、その場にサッとしゃがみ込み、症状が治まるのをひたすら待つようにしました。
朝ごはんの準備をしているときは、子どもたちはまだ寝ているため、ひとりで落ち着く時間を持てるのであまり大変さは感じませんでした。しかし、大変なのは晩ごはんの準備をしているときです。わが家のキッチンは対面式。子どもたちがリビングでテレビを見たり宿題をしているときは、私の様子がおかしくてもあまり気づきませんが、おなかが空いてくると「まだ? まだ?」とせかされるため、立ちくらみを起こしても治まるまでゆっくり休むことができません。
不調に対応するための秘訣とは?
そのため生理中は手の込んだ料理は作らず、できるだけ簡単に作れる物を中心メニューにすることにしました。丼やカレーなど、ワンプレートで食べられる料理を増やし、万が一のときにそなえて、手間を減らすように心がけています。
また、晩ごはんのあと片付け中に立ちくらみを起こしたときは、できるだけゆっくり過ごすことにしています。リビングで横になって、子どもたちと一緒にテレビを観ているフリをしたり。座れるときは、洗濯物をたたむこともあります。
その時間帯には、私の気力・体力共に限りなくマイナス近くまで削られているので、「無理しない」ことを大切にしているのです。山積みになっている食事の後片付けに関しては、自分を守るために、子どもたちを寝かしつけてから済ませる、と割り切ることや次の日にまわしてしまうときもあります。
育児中はおこなうことがとにかく多く、自分のことを後回しにしてしまいがちですが、それでは身も心も疲弊するので、自分自身の体調にきちんと向き合いたいと思います。
著者/匿名希望
イラスト/sawawa
監修/助産師 松田玲子
※この漫画は実話に基づいた体験談であり、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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