つい言いがちな「早くして」は子どもをダメにする!?現役保育士が教える子どもを動かす声かけとは?

保育士の中田馨さんが、子どもの支度や切り替えの際の声掛けについてのNGや、おすすめの方法について教えてくれました。外出時の支度や、生活における様々な場面での切り替え。子供がなかなか支度をしてくれなくてついつい怒ってしまう…というパパやママも多いのではないでしょうか?お悩みの方はぜひ、参考にしてくださいね。

冬の服装イメージ

こんにちは!保育士の中田馨です。今年の冬休みは土日が前後に挟まったので、子どもたちの冬休みも長かったわ!というご家庭も多いかもしれませんね。我が家の娘と息子も17日間の休みを満喫していました。

子どもと生活していると、「この時間がホントに大変!」と思うのが、お出かけの支度や、生活の節目の切り替え時。子どもは、大人の思うようにはなかなか動いてくれません。特に長い休み明けは、余計に大変に思ってしまうかも!そんな時に、普段から使える子どもが動きやすくなる声かけのポイントをお話しします。

 

「早くして」は言わないように心がけよう!

時間がない時に思わず言ってしまう言葉のNo. 1は「早くして」かもしれませんね。早くしなくてもよい場面でも、口癖のように「早くして」と言っているかもしれません。私の経験上、この「早くして」を言って「子どもが素早く準備ができた!」「子どもが機嫌よく出発できた!」ということはありません。つまり、逆なんですね。大人が「早くして」と言うと、子どもは焦ります。焦るので早くしようとするのですがうまくいきません。うまくいかないのでまた「早くしてって言ってるでしょう!」と大人に言われるんです。

どうしてこんなに詳しくわかるのかというと、私も自分の子に言っていたからなんです。

 

大人は新幹線、子どもは普通電車

出かける時は口癖のように「早くして」と言っていたある日の事。いつものように「早くして」と言うと、「僕なりに、早く準備をしている!!」と逆に息子から言われたんです。その時に「はっ!!」と気づきました。

私たち大人は人生経験が豊富にあります。要領よく準備することもできるんです。例えば、大人が新幹線の速さで準備ができるなら、子どもは普通電車のスピードなんです。息子にそれを言われたときから、私は「早くして」を言わないようにしました。あまりにも日常になっていた「早くして」ですから、言わないようにするには努力が必要でしたが、言わなくなるのが習慣になってきたら、私もイライラが少なくなってきたのです。

皆さんも、「早くして」という言葉を言わないようにしてみてください。では、何と言えばいいのか?それは次からお話しします。

 

子どもにも都合があることを知る

私たち大人は、あまり気づいていないかも知れませんが、実は子どもにも「都合」があるんです。「今は、ブロックで遊んでるねん」「絵本が面白いねん」という、大切な都合がね。その、大切なことをしているときに、「もう出かけるよ。片付けて準備して」と言われたらどうでしょう?「え?まだ終わってないけど??」と思うはず。大人もTVドラマを見ている途中に「スーパー行きたいんだけど、車出してくれる?」と言われたら「え?今すぐ?なんで?」と思いますよね。「早くして!」と言わないでいいようにするためには、出かけたい、片付けてほしいなど、親の目標時間の前から予告があるといいですね。「目標の時間の前」は何分前がいいのかというと、それは子どもの年齢や性格、今遊んでいる物にもよるでしょう。

例えばブロックで遊んでいたら、10分後。絵本を読んでいたらその絵本を読み終えるころ。「絵本を読んだら、出かけるよ」など、予告の声掛けをしてみましょう。

 

「早くして」に変わる言葉はある?

とはいえ、早くしてほしい時にのんびりしていると、やっぱり「早くしてよ!!」と思うものです。「早くしてほしいな」と思う時には、別の言葉で言いかえてみましょう。言い換えの言葉はいくつかあります。「ママ(パパ)が少し手伝ってもいいかな?」「よし!少しスピードアップしてみよう!」「ママ(パパ)と競争するぞ~よーいドン!(協奏曲を歌う)」「自分で片付けるなんて、さすがだなあ~!」などなど。その場にあった言葉で、準備や片付けに向けて子どもがやる気になるように励ましたりほめたりしてみましょう。もちろん「早くして」という日もあります。絶対言ってはいけない言葉ではなく、別の言葉に言い換えできないかを声掛け前に考える時間を取れるとよいですね。思わず「早くして」と言ってしまったら、「(早くして)ほしいな~ママからのお願い!」と語尾につけるだけで、子どもに伝わる印象も変わりますね。

 

 

子どもと一緒に支度するときや、生活の切り替えの時の声掛けは、親主導にしつつも、親主導になりすぎず、子ども目線に立つことも大切ですね。

 

ベビーカレンダー記事制作の取り組み
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    この記事の著者

    保育士中田馨
    一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長

    0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!

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      なるほど~と思いながら読んでいたところ、協奏曲を歌うで笑ってしまった😂

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