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「脂肪を入れて大きくできたり…」絶句! 何げなく聞いたことに医師は驚いて #乳がん絵日記 37

「乳がん絵日記」第37話。2021年に乳がんが発覚し闘病を続けている、こほこさんの体験を描いたマンガを紹介します。こほこさんは右胸の全摘と同時に再建手術を受けていました。そのとき、鎖骨下の脂肪が足りなかったので脂肪注入をすることになったのですが……。

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医師黒田 あいみ 先生

美容・アンチエイジング専門医。トライアスリート。Zetith Beauty Clinic医師(東京都中央区銀座4丁⽬2-17 銀座111レジャービル13階)。1979年東京生まれ。2003年獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。2007年品川美容外科へ入職、2011年品川スキンクリニック新宿院の院長に就任。2013年同クリニック、表参道院院長に就任。その後、予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科の非常勤医師として複数のクリニックの勤務を経て、現在に至る。著書に『アスリート医師が教える最強のアンチエイジング』(文藝春秋)。
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私は右胸を全摘したとき、左太ももの組織を使って乳房の再建もおこないました。ただ、そのときに脂肪が足りず、鎖骨の下の辺りには段差ができてしまっていました。

 

その段差を埋めるべく、脂肪注入の手術を受けることになりました。胸に脂肪を入れられるということで、私はとあることを医師に聞いたのですが、とても驚かれてしまいました。

 

医師を驚かせてしまったこと

#乳がん絵日記37

 

手術から5カ月たち、経過も良好だったので脂肪が足りていない部分に脂肪注入をすることになりました。

 

私の場合、右胸に浸潤性小葉がん以外にも浸潤性乳管がんや非浸潤性小葉がん、線維腺腫の腫瘍があったため、想定よりも広く摘出したことが脂肪不足の原因でした。

 

再建は胸の下側のラインを合わせてもらっていたので、上側である鎖骨付近の脂肪が足りなくなっているという状態。

 

脂肪注入の手術は保険適用外なので、9万円ほどしました。ちなみに金額は病院によってかなり違うようです。

 

 

#乳がん絵日記37

 

脂肪注入は日帰りで受けられる手術なので、気持ちもラクでした。

 

それでも夫は手術だから、と病院まで付き添ってくれて、手術中は受付付近で本を読んで待っていました。

 

私だけ手術室のほうへ向かい、手術用の服に着替えました。

 

手術の確認をしているとき、何げなく「手術をしていない左胸にも脂肪を入れて大きくできたりするんですか?」と聞きました。私は小胸なので、本当にただの好奇心で聞いただけだったのですが……。

 

胸を大きくできるか聞く人はいないのか、目力の強い先生が目を見開いて「え、やりたいんですか……?」としばし絶句するくらい戸惑っていました(笑)。

 

両方の胸のバランスを整えるために手術をしていないほうの胸にも脂肪を入れることはあるそうですが、乳腺外科の先生と連携をして確認する必要があるとのことでした。

 

 

#乳がん絵日記37

 

手術は静脈麻酔を打って受けます。静脈麻酔を打つ理由は興奮や不安を抑えるためなのだとか。

 

その後、先生が胸に黒いマジックでお絵描き……ではなく、胸の形を整えるための目印をつけてくれました。

 

ちょうど夏場だったので、手術室の中は冷房でキンキンに冷えていて逆に寒かったです!

 

手術台に横になると、看護師さんがタオルや暖かい布のようなものをかけてくれたので、寒さは少しましになりました。

 

 

右胸の再建時に脂肪が足りず、鎖骨の下に段差ができてしまっていたこほこさんは、日帰りで脂肪注入の手術を受けることになりました。こほこさんは自分の胸が小さいので、好奇心で「手術をしていない左胸にも脂肪を入れて大きくできたりするんですか?」と聞きました。すると先生はとても驚いてしまったのだとか。皆さんは純粋な疑問で誰かを驚かせてしまったことはありますか?

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

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    著者プロファイル

    マンガ家・イラストレーターこほこ

    2021年、乳がんになり右胸を全摘。「患者さんが残した記録が誰かのためになることもあるよ」と医師から聞き、絵日記を書き始める。夫と2人暮らしの40代。仕事も趣味も人生も楽しく継続中。

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