卵膜剥離した日の夕方に陣痛発来!?
午前中の産婦人科受診で卵膜剥離(※)をしてもらったのですが、あまりの痛さに「イタッ」と声をあげてしまった私。「大丈夫!? 痛いって言われると、あまり本気でできないんだよね」と医師。そのため、軽く卵膜剥離をしてもらいました。
長男の出産時に卵膜剥離したときよりも出血が少なく、その日のうちには陣痛はこないだろうと思っていました。しかし、なんと卵膜剥離をしたその日の夕方に陣痛発来! すぐに病院へ向かったのです。
(※)卵膜剥離:内診によって卵膜を子宮口付近の子宮壁から剥がすこと。分娩誘発の目的でおこなわれる。「内診グリグリ」の正式名。
「呼吸法で産みましょう!」と言われ…
病院に着くとすぐに陣痛室へ入りましたが、5分間隔からなかなか進まず、陣痛は長丁場に……。陣痛が治まった5分間の休憩の間に、そばにあったスマホで出産エピソードのマンガをチラ見。その中の「赤ちゃんも頑張っている」という言葉に私は奮起して、呼吸法を頑張りました。そして、陣痛の間隔も縮まり、いよいよ出産!
いきもうとすると、助産師さんから「いきんじゃダメだよ! 呼吸法を頑張って! ふーう、ふーう!」と声がかかりました。驚いた私が「え、いきんで産むんじゃないんですか?」と聞くと、「いきまなくても、呼吸法だけで赤ちゃんは生まれてくれるよ。そのほうが締め付けられないから、赤ちゃんもストレスなく生まれることができるからね」と教えてくれました。
いきまずに産むことができた!
私は「ストレスなく生まれることができる」ということが、とてもうれしく、呼吸法を頑張りました。 その結果、いきまずに赤ちゃんはつるんと生まれてきてくれたのです。そして、助産師さんには「お手本になるくらい、呼吸法がじょうずだったよ」と言っていただいて、とてもうれしかったことを覚えています。
私は、上の子2人をいきんで産んだことを後悔していないですし、逆に末娘をいきまずに産んだことも後悔していません。むしろ、「こんな産み方もあるんだ」「ストレスなく末娘が生まれることができてよかった」と思っています。
思いがけず、「呼吸法で産みましょう!」と言っていただけたことで、同じ通常分娩でも、赤ちゃんの産み方にはいろいろな方法があることを知りました。もしも次の出産があれば、バースプランをしっかりと立てて、家族が一番納得できる出産方法を選びたいと思います。
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監修/助産師 松田玲子
著者:澤口紗枝
7歳女の子、5歳の男の子、1歳の女の子のママ。夫と子ども3人の5人暮らし。あったかで優しい家庭を作るのが目標。趣味は子どもとお出かけすること。