ダイエットを決意して…
ある日、結婚後の体重増加を止めるべく、食事の間隔を16時間あけることで胃を休ませる「ファスティング」に挑戦することにした私。まず、夕食の時間を18時と決めて、そこから逆算し、朝10時に職場で朝食をとるようにしました。
もともと夫と一緒に食事をするのは夕食だけで、それ以外は別々で食べるようにしていたため、夫婦間では問題ありません。しかし、わが家では義父が炊飯係をしてくれていて、義父は毎朝私のご飯を炊くために朝早くに起きてきてくれます。
そんな義父と朝食時にコミュニケーションをとる、それが私と義父の日課だったのです。
義父とのルーティンがなくなった
義父は、毎朝炊飯の準備をするために、私が起きた20分後に決まって階段を降りてきてくれます。「おはよう」と挨拶を交わし、新聞に目を通す義父の横で朝食をとりながら、その日の天気やニュース、昨日見た夢の話をする、という10分程度のコミュニケーションです。しかし、これは義父だけでなく、私にとっても大切な毎朝のルーティンでした。
コミュニケーションの場がなくなってしまうことは残念でしたが、私は「太りすぎてしまったから、痩せたいと思っている。だから、朝食を食べないで仕事へ行くね」と正直に義父に話しました。私の話を聞いた義父は、それをサラリと受け流してくれましたが、本当は少しさみしかったと思います。
今までよりも会話が増えた!
しかし、私に朝の挨拶だけでもしようと思ってくれるのか、その後も私が起きた20分後に階段を降りてくる足音がするのです。もう、朝の早い私の時間に合わせて炊飯ボタンを押さなくてもいいというのに……。
自宅で朝食をとらなくなった私は、義父と挨拶を交わすと、出勤の準備にとりかかるために自室に戻ります。それでも挨拶をするためだけに、リビングに降りてきてくれる義父。そんな義父を見て、私は申し訳ない気持ちでいっぱいになってしまいました。
そこで、朝から話せなくなってしまった分、トイレに行ったときや料理をしているときなど、私は義父を見かける度に話しかけることにしました。すると、朝食時に話をしていたときよりも会話をする時間が増え、義父への申し訳なさもなくなりました。
私のことを大切にしてくれる義父母のおかげで、毎日を幸せに生活できている私。感謝しているぶん、小さなことをつい我慢してしまうこともありますが、お互いに心地よく暮らせるほうがいいと思うため、自分の気持ちを素直に伝えられる関係性でいたいと思っています。ちなみにファスティングは功を奏して、少しずつですがダイエットも順調です!
著者/つちやです
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