「ポテンシャル高ッ」外見に無頓着な彼が大変身！私がおこなったアドバイスとは

 

出会ったばかりのとき、彼はおしゃれに疎く、周りから自分がどう見られているかをあまり気にしていないようでした。例えば、彼が着ている服はサイズが合っておらずダボダボで、髪型からもやぼったさがにじみ出ていました。

 

しかし、顔立ちが整っていて、私はすこし上から目線ではあるものの「顔が整っているんだから、髪型や服を意識したらもっと素敵になるのにな〜」と心の中で思っていました。

 

そんな彼と私は、学部が同じだったこともあり、だんだんと距離が縮まって交際することに！ 付き合い始めてからは、少し踏み込んだ話もできるようになったため、気になっていた彼の服装や髪型について聞いてみることにしました。

 

すると、なんと彼は理容室や美容室に行っていないそうで「自分で適当に髪を切っている」という衝撃的な事実が判明したのです。確かによく見ると、彼の髪の切り口はガタガタで、美容師が見たら卒倒するのではないかと思うほど……。

 

理容室や美容室で切ってもらわない理由は、自分で切ることができるため、わざわざ行く必要を感じなかったと言っていました。

 

「大学生くらいの年ごろでここまで自分に無頓着な人も珍しいな〜」と、とても驚いたことを覚えています。

しかし、そんな彼も「もっとおしゃれになってみたい」という気持ちもあったようで……。

私は「美容室に行って、美容師さんのおまかせで髪を切ってもらったら？」と彼にアドバイスをしました。彼はそんな私のアドバイスを素直に聞き入れて、美容室でカットしてもらいに行くことに。

 

そして、散髪後の彼の姿にびっくり！ これまでより、グッと垢ぬけた姿で帰ってきたのです。

 

彼のポテンシャルの高さに驚いた私は、さらに服装についても「今はこういうシルエットの服が流行ってるよ」とアドバイス。その結果、彼はサークル仲間からも褒められるほどおしゃれで素敵な男性に大変身しました。

 

容姿がかっこよくなっただけでなく、素直に人の意見を聞き入れて改善しようと努力する姿を見て、私は彼のことをもっと好きになりました。

 

 

そんな彼は、今では私のアドバイスなしで自分で美容室や理容室を探して、おしゃれな髪型や着こなしを勉強しています。ただ、私としても彼に着てほしい服があるため、「こういう服はどう？」「買ってみたら？」と、たまにプレゼンするようにしています。

 

著者／百田
イラスト／もふたむ