節約したいわが家
わが家では節約のために、電源のオン・オフを個別に切り替えられるタイプの延長コードを使っています。スイッチをオフにすることで、待機電力による電気代を抑えられると聞き、よく使う電気製品の電源はすべてその延長コードを介しています。
パソコンやスピーカーの充電器、ドライヤーやヒーターの電源などをその延長コードに差しっぱなしにしておいて「使わないときは延長コードのスイッチをオフにする」というのがわが家のルールでした。
うっかりさんな夫
基本的にそのルールは守られているのですが、ドライヤーを差しているコンセントのスイッチだけ、夫が使ったあと、必ずと言っていいほどオンになっているのです。夫に何度も指摘するのですが、そのたびに「あーまたか。なんで忘れちゃうんだろう」と言うばかりで改善する兆しはありません。
そもそも、私たち夫婦は面倒くさがりで「ドライヤーを使うたびに電源コードを抜き差しするのが面倒くさい」という理由もあって、オン・オフ機能のついている延長コードを使い始めたという側面があります。
そのため「この延長コードを使うのはやめて、ドライヤーが終わったらコードを抜いて収納することでスイッチを消し忘れを防ごう」という気持ちには、どうしてもなれなかったのです。
視点を変えると!?
そんなある日、何度注意してもスイッチを消し忘れる夫を叱るのではなく、自分の視点を変えてみることに。延長コードのスイッチがつきっぱなしになっていれば「お! 今日も髪を乾かした形跡があるな」と“夫の生存確認用のスイッチ”だと思うようにしたのです。
夫のミスを指摘するのをやめて、うっかりさんな夫を丸ごと受け入れてみるようにすると、日々の些細なミスも、夫と一緒に過ごしている証だと愛おしく感じられるようになりました。
この出来事があってから、視点を変えて物事を捉えてみることと、ほんのすこしの遊び心や心の余裕を持つことは他人と生活する上で大切だなぁと実感しました。
相手のミスを指摘するばかりでなく、時には視点を変えて、お互いをゆるゆると愛でたり受け入れたりする気持ちを忘れずに過ごしたい思います。この出来事は、忙しい毎日でついないがしろにしてしまう「心の余裕」について考えるきっかけになりました。
著者/つちやです
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