こほこさんは乳がんの手術から1年が経過し、心身の変化に悩みながらも治療を続けていました。術後1年の検診でも大きな異常は見つからず、今後も自分の体とうまく付き合っていく方法を探していました。
そんな中、乳頭の再建手術から2カ月近くが経過したので、再建した乳頭を色づけし乳輪を作ることにしました。
乳輪のタトゥーとは?
再建した乳頭は縫い目もあまり目立たなくなり、手術直後よりもナチュラルな仕上がりになっていました。
術後すぐのころは腫れがあり乳頭周囲に赤みも出ていたので、大きめの乳輪のようにも見えていました。しかし、それも日に日に落ち着いてこのときには黄色味のあるベージュのような色合いでした。
手術の説明から手術終了まで合計で1時間しかかからず、短時間で終わらせることができました。
乳頭付近に麻酔をしたのですが、皮膚の感覚がないので痛みはなく、終わってからもむずがゆいくらいで痛み止めも不要でした。
形成外科の先生が色を作って機械でジジッと施術してくれたのですが、見えなかったこともあり詳細に何をしているのかはわかりませんでした……。
シャワーは翌日からOKで、1週間は軟膏を塗るように言われました。費用は自由診療で55,000円くらいかかりました!
1回目の乳輪タトゥーから1カ月半の経過観察時、全体的に色が薄くなっており、特に乳頭の色落ちしてしまっていたので2回目の乳輪タトゥーをすることになりました。
どうやら、乳頭や乳輪に色を付けるタトゥーは1回ではなかなか定着しないのだそう。
1回目の施術後すぐは、健側(手術をしていない左側)よりも濃い茶色になっていたものの、色落ちすると左側に近い薄茶色になっていました。
4カ月後に2回目の施術をおこないました。
色落ち具合を確認して色を調合し、今度は針でプスプス。機械ではなく5本の針を使って、手動で色を入れてもらいました。
施術自体は20分くらいで終わり、ベージュだった乳頭が赤茶色っぽくなり、しっかりと色が入っているように見えました!
このときもやはり前回と同じで少しむずがゆさがありました。
その後は2カ月後くらいに診察して、色が落ちてたらまた入れるとのことでした。
再建した胸をより以前の状態に近づけるために、乳頭と乳輪に色付けのタトゥーをおこなったこほこさん。こほこさんの肌に合わせて先生が色を調合し、機械や針を使って色を入れていったのだそう。全摘と聞くと、「自分の胸がなくなってしまうなんて……」と思ってしまいますが、タトゥーなど元の胸を再現できるような治療があるなんてびっくりですよね!
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