習いごとの送迎はママだけの仕事?
5歳の息子の将来を見据え、日頃から夫は学習系の習いごとをさせたいと言っていました。一方私は、子どものころの習いごとに楽しかった思い出がなく、積極的に考えられませんでした。そんなある日、ママ友に誘われてダンス教室の体験へ行くことに。楽しそうに参加している息子の姿を見た私は、夫に「ダンス教室に通わせたい」と相談。学習系の習いごとをさせたかった夫は不満を漏らしつつも「子どもがやりたいなら、いいんじゃない?」と賛成してくれました。
ダンスレッスンは週に1回1時間。送迎係は私です。教室が遠かったため、レッスン中は2歳の下の子を連れて待つことに。そんな中、仕事の都合で私が送迎できない日があり、夫に依頼。そして、レッスンから帰ってきた夫は「もう俺に送迎を頼まないで!」と怒ってきました。どうやら2人の面倒を見るのが大変だったよう。「俺には関係ない」と突き放したような言い方もされ、少し寂しい気持ちになりました。
後日、夫から「学習系の習いごとにも行かせたい」と提案があり、私と夫、そして息子の3人で学習塾の見学へ。通わせる気満々の夫に「送迎はどうするの? 宿題は誰が見るの?」と聞くと「俺は仕事だから無理だ」と言うのです。自分勝手だと感じた私は「パパが習わせたいんだよね? ダンスのとき俺には関係ないって言われたから、気持ちよく協力しようとは思えない!」と言いました。
次の日、家事をしている私に夫が「ごめん、ママに甘えていた」と謝罪。それからはお互いの休みの日を共有し、学習塾とダンスの送迎を2人で分担するように。パパもママもひとりの人間。思ったことは言葉にして伝えていくことが大切だと実感した出来事です。
著者:杉山藍/女性・会社員。神経質な長男とひょうきんな次男の2人の男の子を育てているワーママ。アラフォーへの階段を少しずつのぼり、大好きなお肉の脂が日に日につらくなっているのが悩み。
作画:mosu
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています