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「憎しみの感情が…」妊娠中に夫が失業!一家を支えるため奮闘する私の前でダラダラ過ごす夫【体験談】

これは次女の妊娠中に出会ったやさしい助産師さんとのお話です。わが家の夫は、私が次女を妊娠していたときに適応障害となり、仕事を辞めました。夫は金銭管理が苦手で、貯蓄もない状態で失業。私は、2人目が生まれる状況の中で、「今後の生活、どうなっていくのだろう……」という不安に押しつぶされそうになり、絶望感でいっぱいでした。

ダラダラする夫にストレス爆発!

私は当時、自宅で仕事をしていましたが、つわりに加えて、これから一家を支えなければならないというプレッシャーと闘いながら仕事をこなしました。私が仕事をしているそばで、横になりゴロゴロとYouTubeを見ている夫。

 

症状を良くするためには何もせずダラダラするのも大切な時間ということも言われましたが、「なんで私ばっかり、こんなにつらい思いをして頑張っているんだろう」という気持ちで、とてもつらい毎日でした。

 

ストレスのせいか、赤ちゃんがあまり成長せず、「子宮内胎児発育不全」になったこともあり、夫に対して憎しみのような気持ちが芽生えていたのを覚えています。

 

助産師さんのやさしさに大号泣

妊娠5カ月ごろ、ある日の妊婦健診で、助産師さんと世間話をしていました。私がポロッとこぼした「夫が適応障害で仕事を辞めちゃって……」という言葉に、助産師さんが反応。「ええ!? それはつらいね。大丈夫? もしよかったら話を聞くから話していって!」と別室に案内されました。私は、はじめは淡々と状況を話していましたが、普段抑えていた気持ちがどんどん溢れてしまい、助産師さんの前で大号泣してしまいました。

 

助産師さんは「それはつらかったね。頑張ったね」と話を聞きながらずっと背中をなでてくれて、助産師さんのやさしさに私はまた大号泣。状況を聞いた助産師さんは、「このままだと、あなたのほうが壊れてしまう。心配だから自治体の保健師さんに連絡して、サポートしてもらえるようにするね」と、自治体に連絡をとってくれました。

 

 

寄り添ってくれたことで気持ちが救われた

もちろん、話をしたからといって、わが家の問題が解決したわけではありません。ですが、毎日を張り詰めた気持ちで過ごしていた私の不安に気づき、気持ちに寄り添ってくれた助産師さんの存在はとても大きかったです。

 

あれから無事に出産し、次女は1歳を迎えました。里帰りにより、その助産師さんのいる産院とは別の病院で出産しましたが、助産師さんの包み込むようなやさしさはずっと忘れません。

 

 

一方の夫は、適応障害で通院中に発達障害との診断も受け、なかなか就職先も決まらず……。次女が1歳4カ月のタイミングで、ようやく就職が決まりました。約2年の間、私は暗いトンネルの中にいるような気持ちでしたが、ようやく前に進むことができそうです。

 

 

監修/助産師 松田玲子

イラスト/ななぎ


著者:南星 花

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