つまずいた長女の膝が次女の頭に直撃
次女を出産後、長女と一緒に実家へ帰りをしていました。当時、次女は生後3週間ほど。実家にはベビーベッドがなく、畳に敷いた布団の上で寝かせた状態で過ごしていました。
当時2歳だった長女は、遊びたい盛りでとにかく走り回っていました。「赤ちゃんが危ないから走らないでね」と言っても我慢できるはずもなく、次女の周りを走り回り続ける長女……。そして長女が次女に向かって走ってきてつまずき、膝が次女の頭に直撃! 次女は一瞬泣いたものの、スッと寝てしまいました。
私は次女の意識がなくなってしまったのかと思い、すぐに「こども医療でんわ相談(#8000)」に電話しました。電話先の看護師さんに状況を説明すると、「生後3週間の子が2歳の子に頭を踏まれたとなると、結構な衝撃が加わっている可能性がある。時間が経ってから異変があらわれるかもしれないから、すぐに救急病院を受診してください」と言われ、心配な気持ちでいっぱいに……。
急いで病院を受診したところ、異常はありませんでした。ひと安心したものの、2歳の子どもが走り回る状況で畳の上に赤ちゃんを寝かせていたことを猛省。
また、長女が次女にぶつかった瞬間、私は長女に「走り回るなって言ったでしょ!」と強く怒鳴りつけてしまっていたのです。長女は、笑いながら目に涙を溜めていました。子どもが笑いながら泣くのは、恐怖を和らげようとする自己防衛反応なのだと知り、長女への対応についても反省したのでした。
その後、しばらく実家に滞在する予定だったので、安全対策のためにバウンサーを購入しました。「すべては私の安全に対する認識が甘かったせいなのに、娘2人を傷つけてしまった……」と後悔。あれから1年経ち、長女は3歳、次女は1歳になりましたが、当時のことを思い出すと、今でも2人に対して申し訳ない気持ちでいっぱいになります。
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※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:南星 花
3歳と1歳の姉妹と、発達障害の夫、13歳の猫と暮らす。妊娠中に夫の失業、切迫早産、胎児発育不全など、さまざまなトラブルを体験。IT業界で働くワーキングマザー。