2023年4月に誕生した女の子の赤ちゃん4,009名の名前から、「レトロネーム」をランキングで紹介します。
1位 紬(主なよみ:つむぎ)
4月生まれの女の子の名前のなかで、最も人気だったレトロネームは「紬」でした! 4月の名前ランキングでは2位に入っています。2021年の名前ランキングでは1位、2022年は8位と、近年とても人気の高い名前です。
「紬」は高級な絹織物のこと。どこか古風で、日本的な美しさを感じさせます。また、濁音が入ることで重厚感のある印象的な名前になります。
2022年に放送され社会現象となったフジテレビの人気ドラマ「silent」で、川口春奈さん扮する主人公「青羽 紬(あおば つむぎ)」という役名としても注目を集めていました。
2位 琴葉(主なよみ:ことは)
2位にランクインしたのは「琴葉」。3月は12位でしたが、4月は4位にランクアップしています。
「琴」は、弦楽器の一種を指します。琴の音色のような美しさを連想させるほか、古風で雅やかな印象の名前です。また、「は」で終わる「は止めネーム」も、今人気が高まりつつある名づけです。
3位 紬希(主なよみ:つむぎ)
3位には「紬希」がランクインしました。月間ランキングでも4月は8位と人気です。2022年の年間ランキングでは33位という結果でしたが、今年はさらに人気が高まりそうです。
「希」は細かい折り目の布を表し、その隙間がほとんどないことから、「まれ」であることを表します。唯一無二の存在であること、希望が叶う人生であることを感じさせる名前です。
4位 詩(主なよみ:うた)
4位にランクインしたのは「詩」。4月の名前ランキングでは11位にランクインしています。
「詩」は、感動をリズムにのせて表現したものを表します。どこか古風でありながら、豊かな感性やロマンチックな雰囲気を感じさせる名前です。
4位 桜(主なよみ:さくら)
同率で4位に入ったのは「桜」でした。日本の春を象徴する「桜」という漢字は、毎年春になると多く用いられます。
「桜」という漢字を一文字のみで用いることで、凛とした美しさを感じさせる名前に。女優の安藤サクラさんが、同じよみで活躍されています。
6位 さくら(主なよみ:さくら)
6位にランクインしたのは「さくら」。「桜」に続き「さくら」というよみの名前は2つめのランクインです。
「さくら」というよみは、2022年年間よみランキング24位にランクイン。サ行で始まる名前は爽やかで上品なイメージにもなり、気品高い女の子に育ちそうな名前です。
7位 心春(主なよみ:こはる)
7位に入ったのは「心春」。月間ランキングで3月は3位でしたが、4月は15位でした。
「春」に「心」を組みあわることで、明るくあたたかい心の持ち主になるようにというパパ・ママの願いが感じられます。「こ」というよみが最初につくことで、どこか古風で日本的な雰囲気を感じさせます。
8位 紬葵(主なよみ:つむぎ)
「紬葵」という名前が8位にランクインしました。「紬」という漢字を使ったレトロネームのランクインは、これで3つめです。3月の名前ランキングでは90位という結果でしたが、4月は15位に大きくランクアップしています。
「葵」はアオイ科の植物を指します。太陽に向かって育ち、可憐な花を咲かせることから女の子の名づけに人気です。
8位 莉子(主なよみ:りこ)
同率で8位にランクインしたのは「莉子」。年間名前ランキングでは、2021年10位、2022年は7位と、近年とても人気のある名前です。
「莉」は植物のジャスミンを表す「茉莉花」の一文字。夏に可憐で香り良い花を咲かせることで知られています。可愛らしく新鮮な印象の「莉」に「子」を組み合わせることで、古風で日本的なイメージもプラスされています。
10位 葵(主なよみ:あおい)
10位は「葵」。こちらも2021年の名前ランキングで4位、2022年は3位と、女の子の名づけのトレンドになっている名前です。
「あおい」というよみはすべてア行の音を連ねることで、開放的で大らかな印象に。呼びやすく親しみやすい印象も与えます。
「紬」という漢字が3つの名前で用いられていたほか、「葉」「桜」「葵」「莉」など植物にまつわる漢字が多く用いられているのが印象的でした。これから女の子をご出産予定の方は、参考にしてみてくださいね!
<調査概要>
調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」「ベビーカレンダー全員プレゼント」のサービスを利用された方
調査期間:2023年4月1日(土)~4月25日(火)
調査件数:8,208件(男の子:4,199件/女の子:4,009件)