土曜午後に受診できる病院が見つからなかった
その日は私と4歳の娘と1歳の息子、それに私の両親とお昼ごはんを食べにショッピングモールへ向かっていました。私の父が運転をして、にぎやかな車内。しかし次の瞬間、娘が「いたーい!」と言って突然泣き始めました。
「みみ、みみ、いたい……」と繰り返す娘。同乗していた私の母が「病院に行く!?」と言いましたが、そのときお昼の12時を回っていて、かかりつけの病院はもちろん、ネットで急いで調べても、土曜日の午後は休診のところばかり。どうしよう……と言っている間にショッピングモールへ到着しました。娘は叫んではいないものの、耳を抑えてシクシク泣いています。
1歳の息子と両親はお昼ごはんを食べに出かけ、私は娘と一緒に車に残り、間もなく、娘は泣き疲れたようで眠りました。1時間後に目覚めてから、泣き叫んでいたのが嘘のように元気いっぱいで週末を過ごした娘。
月曜日になり、耳鼻科を受診。「ひどい中耳炎だよ。これは痛いはずだ」と、お医者さん。それから処方された薬を飲み、再診したときにはすっかり治っていました。
娘が耳を痛がる経験は初めてのことで慌てましたが、中耳炎が薬で完治して安心しました。私はこの経験がキッカケで、土曜日午後の緊急時に対応できる病院探しをすることに。日曜日や夜間に対応している病院は把握していましたが、土曜日の午後は抜けていたのです。今は、曜日に関係なく、24時間どのタイミングでも病院にかかれるようになりました。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:下園ひかり/女性・ライター。2019年生まれの娘、2021年生まれの息子、夫との4人暮らし。バックパッカーとして2年間で25カ国を周遊した経験あり。さまざまな国で生活した経験から、常識に捉われない育児を実践中。自身の育児経験をおもしろ話にして情報発信するブロガー兼ライター。
イラスト:きりぷち
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています