「もしかしてきてない…？」離婚と激務のストレスで体に異変が！

 

私は35歳で離婚しましたが、離婚するまでの1年間はストレスが尽きず円形脱毛症になったほどでした。無事に離婚できたあとは、新しい就職先での仕事がハードで連日疲弊していました。飛び込み営業がメインの仕事で、相手からきつい断り方をされことも多かったですし、契約が取れないことが続くと上司から叱られます。

 

休みも少なく、私は心身共に疲れてしまいました。毎日帰りが遅いので、食事も不規則になります。しかし離婚したばかりなので、なんとかして稼がなければいけません。そんな状況の中、ふと生理がきていないことに気付きました。予定日よりも1カ月遅れていたのです。

 

もともと生理周期は安定していて28日周期でした。1カ月も生理がこないことは初めてでしたが、病院に行く時間も取れず、とりあえず様子を見ていました。そして、2カ月経っても生理がこないので婦人科に行くと、小さな子宮筋腫が見つかりました。幸いなことに、大きな病気ではないようで安心しました。

 

先生いわく、疲れやストレスでホルモンバランスが乱れて排卵していない可能性が高いということで、排卵促進のための注射を打つことに。日常生活では、きちんと休むための時間をつくるように心がけました。

しばらく婦人科への通院を続けると、無事生理が再開しました。毎月あるはずのものが突然なくなると、不安しかありませんでした。大きな病気は見つからず安心しましたが、ストレスや疲れが溜まりすぎると体に影響するのだと実感しました。

 

それ以降はだんだんと仕事にも慣れ、体も少しずつラクになっていき、恋をする余裕も出てきた私。彼氏ができてトキメキを感じることが増えると、心身共に安定していきました。生理が突然止まったことをきっかけに、今は自分で自分を大切にすることを忘れないようにしています。

 

 

このときの一件で、改めて生理は自分の健康状態を知るためのバロメーターでもあると感じました。なにかしら異常があるときは、婦人科を早めに受診し、生活環境に無理がある部分があれば改善に努めることが大切だと思いました。

 

著者／山上まちこ
監修／助産師 松田玲子

 

※この記事は実話に基づいた体験談であり、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。