夫にお金の管理を任せてみたら…
お小遣い制のころは、お昼ごはん代とは別に、月3万円を夫に渡していました。夫はお小遣いをすぐに使ってしまい、「足りないからちょうだい」と言われる月が多く、「どういう使い方をしているんだろう……」と悩んでいた私。
夫と話し合いをしてわかったのは、夫は自分で稼いだお金なのに、自由に使えないことにストレスを抱えてお金を使ってしまっている、ということ。そのころ、たまたま読んだ本に「夫婦円満のためには、夫にお財布を握ってもらうと良い。夫にも何にいくらかかっているか理解してもらったほうが貯金できる」と書いてありました。
そこでわが家も、思い切ってお小遣い制をやめて、夫にもお金を管理してもらうことに。通帳とクレジットカードはお互いが管理をし、家計簿アプリへの入力を夫に協力してもらいました。お小遣い制をやめてから、家計簿アプリを見ることで、夫自身も何にいくら使っているのか、今いくら貯金があるのかなど目にする機会が増えて、節約への意識が高まったようです。
そして、家計簿アプリで夫がいくら使ったのか確認してみると、月1万ほど。お小遣い制をやめてすぐに、月2万円の節約につながりました。夫は自分でお金を使うより、家族での外食やレジャーなどに使ってくれる機会が増え、お小遣い制をやめてよかったと思います。
今振り返ると、「妻に管理されている。自由ではない」という意識が夫のストレスになり、お金を使うことで発散していたのかもしれません。これからも、夫婦で協力して貯金を続けていきたいです。
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イラスト/森田家
著者:田中ゆい
2児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
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