1人目出産時の恐怖を思い出し…
第2子を妊娠し、ついに臨月。大きなおなかを抱えながら、2歳の娘のお世話に必死になっていました。ふと娘を見ながら、「この子の出産は本当に耐えられない痛みだったな」と思い出した私。やはり陣痛に対する恐怖の気持ちが体に染み付いていたようです。
そして、ついにその日がきました。陣痛です。直前まで恐怖心を拭いきれなかった私ですが、実際に陣痛が来ると驚いたことに「来た来た! でも、きっとなんとかなる!」と腹をくくった自分がいたのです。
2人目だからなのか心に余裕があり、陣痛と陣痛の間には夫と仲良くおしゃべりし、食事もしっかり食べられました。
前回の出産との差に驚き!
1人目の出産同様、子宮口がなかなか開かないという事態があり、最終的に12時間かかった出産でした。しかし、本当につらくて大変だと思ったのは最後の2時間くらいで、生まれた瞬間は、何ものにも代え難い喜びの気持ちであふれました。
産後の体の状態も1人目とは雲泥の差。1人目の産後は3日間、ベッドから起き上がるだけで苦労するほど体力を消耗しきっていましたが、2人目の産後は半日休んでから、身の回りの最低限のことを問題なく自分でこなすほどでした。
私は2人目出産間近まで陣痛の恐怖を拭えずにいました。しかし、いざ陣痛が始まり、赤ちゃんが生まれてみると、「あの恐怖はなんだったのだろう」とあっさりした気持ちに。3人目の予定は今のところありませんが、もし授かったとしても、怖がる自分ではなく、喜んで出産に臨む自分の姿が想像できます。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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監修/助産師 松田玲子
イラスト/ななぎ
著者:下園ひかり
4歳の娘、1歳の息子、夫との4人暮らし。バックパッカーとして2年間で25カ国を周遊した経験あり。さまざまな国で生活した経験から、常識に捉われない育児を実践中。自身の育児経験をおもしろ話にして情報発信するブロガー兼ライター。