ひとりで義実家へ行った日、義母の本性が発覚
1時間ほど離れたところに住んでいる義母とは関係が良くありません。特に義父が亡くなってから、義母は本性を現して私を苦しめるようになりました。
義母に一緒に食事をしないかと夫婦で誘われたある日、夫に急な仕事が入ったため私だけが義実家を訪れることになりました。インターホンを押した途端、義母が突然、私の手を引き力ずくで台所へ連れて行ったのです! そして料理や掃除を命じられました。
驚きのあまり呆然としていると、「おいコラ! 何ぼーっとしてんだ! あんたうちの嫁でしょうが! さっさとやれっ!」と追い立ててきます。
義母は反省したかと思いきや
義母の態度に驚いた私は、こっそり動画を撮り、後で夫に報告しました。夫は母親の言動に大変驚き、距離を置くことを決意。その場で義母に電話をしました。すると、義母からは何度も謝罪があり、今度義実家で食事をごちそうをするとのこと。
私は最初ちゅうちょしていたものの、ある作戦を思いつき、改めて義母との食事の約束を受け入れて、夫とともに義実家へ帰省することを決意。義母は再度私に謝罪し、その後はずっと笑顔で接してくれていました。
夜になったため私たち夫婦はそのまま義実家に泊まることに。しかし、夜遅く夫が急な仕事で呼び出され、私と義母の二人きりになると……。
証拠が撮れないようスマホを没収した義母
義母は「証拠の動画も音声も、録れないようにしてやる!」と私のスマホを取り上げ、私の布団を台所に投げ捨てました。そして、「嫁の寝床は台所よ! 嫌なら寝るな!」「明日は4時起きで料理と掃除、洗濯全部やるんだよ! 3時間後に起こしにくるからな」と言い捨てます。
3時間後の真夜中、宣言通り義母が台所にやってきました。そして「おい、起きやがれ!」と言いながら布団をはぎ取ると、中から義祖母が登場! 義祖母は「あんた、お嫁さんに毎回こんなことしてるのかい?」と問い詰めます。
実は、今回義実家へ来る前に、また義母に何かされるのではないかと思った私は義祖母を呼んでいたのでした。義母も義祖母に怒られたらおとなしくなるはず。その予想は的中しました。
本性が暴かれた義母の末路
義祖母は「ここはもともと私の夫が建ててくれた家なんだ。勝手なことばかりするなら、もうここに住むのは考え直してもらうよ」とくぎを刺しました。ちょうどそこへ帰ってきた夫も状況を見てあぜんとし、改めて義母とは距離を置くことを宣言!
その後、義母は義祖母と夫に本性がバレてしまい、開き直ったのか「わかったわよ……そんなに邪魔なら出ていくから」といって、義実家を出ていくことになったのです。
その後、義母はアパートで一人暮らしを始め、生計を立てるために定食屋で働き始めましたが、もともと料理が得意ではないうえに接客経験もなかったため、かなり苦労している様子。
一方、私は夫とともに平穏で幸せな生活を送っています。義祖母とも変わらず良好な関係で、ときどき一緒に出かけては楽しい時間を共有しています。
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「嫁だから言うことを聞いて当然」という古い考え方は、もはや通用しない時代です。
家族だからこそ、立場や年齢にとらわれず、思いやりと敬意を持って関係を築いていきたいものですね。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。