長男のかんたくんのペルテス病が判明し、東京の病院で検査をすることになりました。
「きっと大丈夫! 重症ではないはず」という思いから、1泊分の荷物を用意したかおりさん。「月曜日の夜くらいに帰ってくるから」と夫に告げ、長男のかんたくん、次男のこうたくんを連れて東京に向かいました。
「いきなりそんなことを言われても…」突然の悲劇
※次男のこうたんくんより発症年齢が高かったことや、レントゲンの所見、歩き方や痛み等を含めて、手術という判断が下された可能性が高いです。発症年齢が上がるほど予後が悪くなる可能性があるため、早急の検査や治療が必要になってくると言われています。痛みがなくても歩き方に違和感がある、左右の足の長さや太さの違うといった場合は、早めに整形外科を受診しましょう。
※装具による治療期間は症状の進行具合や年齢によって異なりますが、免荷装具と歩行装具合わせて1年以上の着用になるのが一般的です。また、装具は正しく、常時着用(入浴以外)が必要となるため入院や専門施設への入所が必要になります。
こうたくんのときのように、経過観察になると心のどこかで思っていたかおりさん。
かんたくんのレントゲンを見た医師から出たのは「即入院、即手術だね。今日から入院できる?」という衝撃的な言葉でした。想像していなかった医師の言葉に、かおりさんは絶句してしまいました。
「手術以外に方法はないんですか?」とかおりさんが聞いてみると、「手術以外なら装具治療があるけど親子離れ離れで最低4年の治療が必要だよ」と医師。いずれにせよ大変な治療であることがわかり、かおりさんは頭が真っ白になってしまいました。
「家族で考えたいので、いったん帰らせてください」と言い、帰宅するのでした。
こうたくんのように、経過観察とはならずに即治療が必要という診断を受けたかおりさん親子。予想していなかった診断に頭が真っ白になってしまう気持ちはよくわかります。家族で相談し、納得した上で最善の治療を受けられるといいですね。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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