長男のかんたくんはペルテス病が判明し、東京の病院で手術を受けました。仲良しのママ友・るみちゃんがお見舞いに来てくれ、お手紙や本など、いろいろな物を持ってきてくれたのです。
友だちの心遣いにと感謝の気持ちでいっぱいのかおりさん。手紙を読んだかんたくんも大喜びで、「早くみんなに会いたいなー」と元気を取り戻しました。
しかし、同室のお母さんから「幼稚園に確認した?」と声をかけられたかおりさん。聞いてみると、「幼稚園を断られちゃった。職員が付かないといけないから無理なんだって……」とのこと。幼稚園に戻ることを楽しみにしているかんたくんのために、幼稚園に問い合わせをしてみると……。
幼稚園に戻れないことも!?
同室のお母さんは「受け入れてくれる幼稚園を探さなきゃ……」と落ち込んでいる様子です。
話を聞いたかおりさんはすぐに幼稚園に電話し、「車いす生活になるのですが、通えますか?」と確認をとることに。すると先生からは「何も心配しないで大丈夫ですよ。安心して来てくださいね」とやさしく声をかけられたのです。
やさしい言葉に拍子抜けしたかおりさんでしたが、不安に思い「2階に行くときは抱っこになりますが大丈夫ですか? 介助が必要なときは付き添いますので、言ってください!」と伝えると、「大丈夫ですよ」とまたしても、うれしい返事が返ってきたのでした。
驚くほどやさしい言葉に、ホッとしたかおりさん。幼稚園に対する不安は解消されました。
幼稚園の設備、職員の人数などによって、受け入れてくれるかどうかは変わるのでしょう。楽しい幼稚園に戻るということは、毎日頑張って病気と向き合うかんたくんにとって励みになるはずです。やさしい友だちや先生が待っている幼稚園に早く通えるといいですね。
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