パニ子はアパレル企業に勤める29歳の兼業主婦。夫・タカヒサと新婚生活を楽しんでいます。しかし義母のことで頭を悩ませていて……
合鍵で勝手に家に入ってくる義母に困惑
合鍵を持っている義母は、休日の朝に無断で家に入ってきて「あなたは家庭を預かる主婦なんだから、もっと早起きして掃除洗濯を開始しなくちゃ!」とパニ子を非難。パニ子は出勤日だと反論しても、「仕事にかまけて旦那様のお世話をおろそかにされちゃ困るのよね~」と言ってくるのです。
タカヒサは常にパニ子の味方でいてくれ義母を制してくれるものの、義母は聞く耳を持ちません。
アクセサリーを義母と共有!?我慢の限界…!
ある日、パニ子が家に帰ると、また勝手に義母が家に上がり込んでいました。しかも「素敵ねーこのネックレス!これから、ここのものは私とパニ子さんで共有ってことにしましょ!」と、勝手にアクセサリーを持ちだして出て行ってしまいました。
我慢の限界に達したパニ子は、合鍵を取り返すことを決意。タカヒサに相談すると、嫁と姑の間に争いが起きないよう、タカヒサ自身が話をつけてくれることに。
しかし、予想外のことが起こってしまうのです……。
義母に破られたのは、夫婦の思い出の品
週末、義母から合鍵を取り返すために2人で義実家へ出かけますが、出てきた義母はなんとパニ子の服を着ていたのです。しかも、小柄なパニ子の服を着ているため、服はパツパツ……!
あっけにとられていると、「Tシャツだったら布地が伸びるから共有できるものね♪ だけどねぇ、ちょっと破れちゃったみたいw」とボロボロの布を見せてきました。
実は、その服はタカヒサがパニ子へ誕生日プレゼントとして生まれて初めて作った、夫婦の記念となる品物だったのです。
パニ子とタカヒサは怒りを爆発させ、「母さんとは絶縁だ! もう二度と俺の家に来るな! 俺はパ二子を困らせる奴は許さない! 例えそれが親だとしてもだ!」と言い切ります。
義母の悪事が義父にばれて……
焦った義母は「合鍵を返すから許して!」と許しを請いますが、時すでに遅し。2人は宣言通り義母と絶縁することに。義母のふるまいを何も知らなかった義父は、義母を叱り、離婚を決意。義母は家を追い出され、その日暮らしの厳しい生活を送っているそう。
義母からの干渉から免れられた2人は、ようやく安心して穏やかな新婚生活を送ることができるようになりました。
いくら親でも、子どもの生活・人生を邪魔することはよくありません。家族であっても相手のことを尊重して接するようにしたいものですね。