39歳のパニ子は、夫と中学生の息子、小学生の息子と娘の5人暮らし。パニ子の8歳下の弟・ハジメは一昨年結婚したものの、その妻・美樹は親戚の会話にも入ってくるタイプではなく、あまり話したことがありませんでした。
そんなある日、ハジメから美樹の妊娠報告があり、家族みんなで大喜び! 妊娠を祝って実家に集まった際、パニ子は美樹に使わなくなったけれど比較的美品の育児グッズを譲ろうとしたのですが……
弟の嫁に育児グッズを譲ろうとしたら
パニ子の提案を聞いた美樹は、「そんな昔の使い倒した廃棄寸前の物なんかいりませんよ!うちにごみ処理させる気ですか?」と冷たく言ってきたのです。しかも、パニ子のセンスにも疑問を感じると失礼な発言!
この発言にパニ子一家は驚き、ハジメは「ごめんな、姉ちゃん。多分妊娠で気が立っているんだ」とフォローしましたが、美樹への印象は悪くなりました。
そして、美樹が臨月を迎えるころ、彼女からの連絡が入ります。
お下がりを美樹の妹へ
美樹は電話で「私、まだお義姉さんからお祝いもらってないんですけど」とお祝いを催促。しかも、20万円もする高額ベビーカーを指定してきました。慌てて弟に連絡すると、「そんな高いもの買わなくていい、うちにはもう他の人からもらったベビーカーがあるから!」とのこと。
その後、美樹は女の子を出産。しかし美紀は、赤ちゃんをパニ子たち家族と会わせようとしてくれません。
ある日、美樹の親族の葬儀があり、久しぶりに親族が集まりました。そこで出会った美樹の妹は、臨月間近。美樹は育児グッズをいるかどうか聞いてみると、「やったぁ! 嬉しいです! ありがとうございます!」とのこと。そして後日、美樹の妹はたくさんの育児グッズを引き取ってくれました。
弟嫁が隠していた驚きの事実が明らかに!
数日後、美樹から「ひどいわよ! お義姉さん! あんなの聞いてない!」と電話が。パニ子が渡した育児グッズにはブランド品が多く、それなら欲しかったとのこと。
ブランド品ばかり欲しがり、娘を親族に会わせたくない美樹の行動を不審に感じたパニ子は、美樹の周辺を調査。すると、隠された驚きの事実が発覚! 弟も交えて、実家で話し合いをすることにしました。
美樹が「ねぇ、これって嫁いびりですよねぇ?」と不機嫌そうに参加すると、ハジメは我慢の限界を超えて、怒りを爆発させました。
「もうバレてるんだよ! その子が既婚の元彼の子だってなぁ!」とまくし立てるハジメ。パニ子が調査したところ、美樹は家庭のある元彼とハジメと二股交際し、元彼の子どもを生み、ハジメの子どもとして育てさせていたのです。そしてブランド品を手に入れると換金してその男に貢いでいたことも明らかに。
赤ちゃんを親族に会わせなかった理由は、まったくハジメに似ておらず、元彼そっくりだからでした。
夫を騙し続けた女の末路
ハジメは離婚を決意。パニ子は、元彼の妻や両親、美樹の親族にもすべて伝えていることを打ち明けました。絶体絶命の状況に美樹は謝罪するも、もう後の祭りです。
その後、子どもは美樹の両親が育てることに。美樹は貢ぐために作った大きな借金を背負い家からも追い出され、さらに相手の妻とハジメからも慰謝料を求められて大変な状況になっているそうです。元彼も離婚し、借金でその日暮らしをしているそう。2人とも自業自得ですね。
ハジメは実家に戻り、家業を継ぐことに。パニ子は変わらず家族と平和に暮らしていて、美樹の妹とはママ友として、そして子育ての先輩として仲良くしています。