大型スーパーで15年以上、パートとして働いているパニ母。
40歳のときに娘のパニ子を出産。時間の融通も利くので出産後も働いており、家計を助けながら家族3人で暮らしています。
新しくやってきた上司に問題あり!?
パニ母が長年働いている大型スーパーの上司が最近入れ替わり、これがまたイヤなやつ。パート社員をバカにし、いつも来てくれる常連さんに挨拶していたら、「私語厳禁!」と注意されます。
「お客さんとのコミュニケーションも大切だと思うのですが……」と言おうものなら、「パートが意見するな!」と怒鳴られます。この上司・遠山さんが来てからというもの、辞める人が続出。パニ母はなんとか踏みとどまっていましたがーー。
授業参観を理由に休むのはNG!?
今日は事前に休みを申請していた娘・パニ子の授業参観日。念のため、パート先に電話をしたところ「娘の授業参観?そんな理由で休むな!」と上司である遠山さんに怒鳴られたパニ母。勢いで「それでは退職します」と返し、やむなく仕事を辞めることに……。
その日の夜には職場の同僚から続々と連絡が。みんなパニ母を心配し、中には遠山さんに直接苦情を行ってくれた同僚も。それから数日後。近所を歩いていたときにスーパーの常連さんに会い、パニ母は退職したと話します。
「もしかして原因はあの上司?」
「え?なんでそれを!?」
とパニ母は不思議に思いながら常連さんを見ると、何かを企んでいる様子。穏やかなおじさんだと思っていたら、なんか違うかも……と思いつつ、そのときは分かりませんでした。
パニ母が復帰!?穏やかなおじさんの正体は…
後日、パニ子は提出するものがあったのでスーパーを訪れたところ、「これで年寄りパートをクビにできるww」と猿山さんはニヤニヤ。パニ母はたくさんのパート仲間に見送られ、長年勤めたスーパーを後にしました。
それから1カ月後。真っ青な顔をした遠山さんがパニ母の家にやってきて、
「パニ母様、申し訳ありませんでした!!今すぐ戻ってきてください!!」
と謝ってきました。どうやらパニ母が辞めてから、ほかのパートの人が辞めたり、勤務日を減らしたりとお店が回らなくなったとのこと。パートからの訴えは日に日にひどくなり、事態を知った本社の人が遠山さんを呼び出して管理がなってないと怒ったそうです。
パニ母がスーパーに向かうと、本社の人から社員登用するのでこのスーパーの店長として働いて欲しいという打診が。これには横にいた遠山さんもびっくり。そして、穏やかなおじさんだと思っていた常連さんは、実は本社の偉い人でスーパーを訪れてはパニ母の働きぶりを見ていたというのです。
その後、パニ子は正社員そして店長として職場に復帰。遠山さんは管理不行き届きで僻地の職場へ異動になり、イチからやり直しているそうです。
企業にとって人は宝。お互い尊重しながら仕事をすることが大切ですよね。イチからやり直すことになった遠山さんも、そのことに気付けるといいですね。