先日スーパーでユイさんに会ったときのこと。「小銭が足りない」と言われたので150円貸しました。しかし何日たっても返してくれず、挙げ句「稼ぎの良いあなたにとってははした金なんだから、返さなくていいでしょう?」 なんて言い出す始末……。
私のように被害に遭っている人は数知れず、ユイさんの非常識さはママ友の間でも有名になっていきました。
お金のために子どもを放置!?
先週末も娘とレストランに入ると、またしてもユイさん親子に遭遇。しれっとお店を変えようとしたときには、時すでに遅し。まんまとロックオンされ、またしても支払いを立て替えるハメになりました。
そのやりかたの汚さはピカイチ! 食事が終わるころ、ユイさんは娘さんを置いてどこかに行ってしまいます。残された娘さんは居ずらそうに涙を浮かべていました。
それを見てしまっては立て替えずにいられません。これって、母親のすることでしょうか?
旅行先でバッタリ!?
ユイさんのたかりグセはとどまることを知りません。なんと、夏休みに仲良しのママ友たちと計画していた子連れ旅行でも、ユイさんは事件を起こしたのです。
そもそもユイさんを旅行に誘っていなかったはず。おそらく私たちの計画を盗み聞きして、同じ日に同じ旅館にやってきたようです。
「あ、財布忘れたから! 宿代立て替えてね!」 と、相変わらず奢られる前提のユイさん。みんなイライラが隠せず、せっかくの旅行が台無しになりかけていました。
しかし私たちも負けてはいられません。いつも姑息な手段ばかりを使うユイさんの罠にはめられないよう、綿密に作戦を練ることにしました。
ママ友に制裁を!
翌朝。かなり早起きをしてチェックアウトした私たち。もちろんユイさんの分は支払っていません。私たちにたかるつもりでいたユイさんは、翌朝宿泊費を請求されてびっくり!私たちがすでにチェックアウトしていたことに気づき、しぶしぶクレジットカードで支払ったようでした。
その日の夜、ユイさんは我が家に怒鳴り込んできました。逆恨みをして、私に宿泊費を請求しようとしたのです。それも私たちの想定の範囲内!こっそりとユイさんのご主人を家に呼んでいたのです。
ユイさんのあまりの非常識さから、もしかしたらご主人も変わり者なのかな? と思っていましたが、一切そんなことはなく、ご主人は私たちの話にしっかり向き合い、家に出向いてくれたのです。
責任ある行動を……
半ば発狂気味に怒鳴るユイさんでしたが、そこに夫がいたことに気がつくと、みるみるうちに青ざめていきました。これまでの行いを知り、それが事実だと確信したご主人は、ユイさんを冷たい目で見つめています。
ユイさんのご主人は「もういい」とひと言だけ言って、娘さんを連れて帰ってしまいました。一方、涙しながらオロオロするゆいさん。その姿は惨めなものでした。そんな彼女の姿を尻目に、心の底からホッとしたのも事実。これで平和な生活が戻ってくるでしょう。
いい大人になってまで、人に依存し、無責任な行動をすることは、社会的に許されません。人間は支え合わなければ生きていけませんが、一人ひとりが自立していてこその共生です。そのあたりをはき違えないようにしたいものですね。