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「あの家…?」順調だった引越し後のあいさつ回り。ご近所付き合いが不安になった、高齢女性の衝撃の発言とは…

幼い子どもを2人連れて、賃貸アパートから賃貸一戸建てに引っ越したわが家。郊外の自宅前は田んぼが広がる自然が多い土地。そんな環境での子育てのスタートに胸を膨らませていました。しかし、ご近所の方にあいさつ回りに行ったとき、高齢者の言葉にご近所付き合いが不安になってしまいました……。

 

順調に進んだあいさつ回り

引越し2日後。あいさつ回り用のお米5合の粗品をいくつか持って、4歳の娘と2歳の息子と一緒にご近所へ出かけました。

 

数軒を回り、どの方も子どもたちを見て笑顔を見せてくださり、あいさつ回りは順調に進んでいました。次は3軒隣のお家へ。郊外らしい大きな敷地から出てきたのは、70代くらいの女性でした。

 

 

高齢女性からの苦言…

私はその女性に、これまでと同じように引っ越しのあいさつをし、粗品を娘から手渡しました。すると、その女性は苦笑いを含め、「どうもありがとう。まぁ、うちは農家だからお米は有り余っているけど」と言いました。私は戸惑いつつ「気が回らず失礼いたしました」と頭を下げると、「いいのいいの」と言う女性。

 

私が家の場所を伝えると、その女性はこう言いました。

 

 

「あの家? なんであんな形の家にしたんだか。風も抜けないだろう。うちは窓がたくさんあって夏もエアコン要らずだわ」

 

わが家はコの字型の家でした。

 

賃貸とはいえ、気に入って選んだ家をそう言われては、良い気分ではありません。しかし、最初のあいさつで人間関係を崩したくないので、私は「ええ」とだけ答え、子どもの話題を少しした後、その場を立ち去りました。

 

 

新たな気持ちで新生活をスタートさせようとした矢先に、このような出来事に少し気持ちが落ちてしまった私。今はその女性と顔を合わせても、あいさつをする程度。私は気持ちを切り替えて、どこに引っ越しをしたとしても自分とは違う価値観の方はいると思い、今は前向きな気持ちで過ごしています。

 


著者:下園ひかり

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