ママ友のネット販売
長男が幼稚園に入園したてのころの話です。気が合うと思っていたとあるお母さんから、ネット販売を始めて、手作りのクッキーを売っていることを伝えられました。その話を一緒に聞いていたママ友の1人が購入すると言いだしました。
もともと私はそんなにクッキーが好きではなかったのですが、付き合いだから断るのもなんとなく申し訳ないし、私も注文する流れに……。
1度購入してから、関係が変わってしまい…
購入したクッキーはおいしかったのですが、購入して以来、幼稚園で会うたびに「新作ができたの」とか、「また受注始まるから」と言われるようになりました。最初はネット販売を始めるなんてすごいなと思っていましたが、会うたびに自分の売っている商品の話を必ずされるようになってきて、なんだか私は彼女のお客さんとしか思われていないような扱いになってきました。
もともとその人の作った物やクッキーが好きで注文した訳ではなかったので、彼女からのその報告も押し売りのように感じてしまい、会うたびにまたクッキーを注文しなくてはいけないような義務感を感じて、付き合いを続けるのがだんだんと苦しくなってしまいました。
販売目的で近づかれた?
子どもたちが小学校に入学してからは、彼女と疎遠になりました。子ども同士が仲良しな訳でもなかったし、始めから販売目的で彼女に近づかれたような気もしてしまっていました。彼女と会わなくなってから、クッキーを注文することはなくなりましたが、なんだか利用されたような悲しい気持ちだけが残っています。
ママ友に助けられていることも多いのですが、今回の一件は私にとってママ友付き合いは慎重に関係を築いていきたいと思った出来事でした。
著者:小川 朝美/30代女性/2015年男児・2017年男児・2019年女児の育児をしつつ、医療技術職として働くママ。子育て経験談や趣味について執筆するライターとしても活動中。電車大好きな息子たちの健忘禄として鉄道ブログも執筆している。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年11月)