頭を抱えた夜のおむつ問題
義母は「まだ2歳だから、気にしていても仕方がないよ。そのうち取れるでしょ」と明るく笑い飛ばしてくれたので、そのときは気にするのをやめました。しかし、年長になっても夜のおむつが取れない長男。
一方、当時3歳だった次男は、寝る前にコップ1杯飲めば気が済んでいたようで、すでに夜もおむつが外れていました。そこで、長男がはいていたおむつがなくなったタイミングで、「寝室に水筒を持っていくのをやめてみよう」と私は長男に提案しました。しかし長男は「のどが乾くから嫌だ。弟のおむつがあるし、トイレに行くのがめんどくさい」と言い、なかなか説得できず……。
困った私は、寝る前に飲む水分を少しでも減らすために、寝室用の水筒を300ml程度の小さいサイズにしてみました。長男と「水筒を小さくして、今家にあるおむつがなくなったらもう買わない。夜でもトイレに行こうね」と約束し、なんとかおむつを卒業することに。
そのあと何度も「トイレに間に合わなかった」と布団を濡らしていましたが、小学校に入学するころには夜間でも起きてトイレに行けるようになりました。現在小3になった長男ですが、寝室に水筒を持っていく習慣は抜けていません。寝る直前や目が覚めてしまったときに少し飲んでいるようなので、このまま様子を見ようと思います。
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夜のおむつが取れない・おもらしをしてしまう……。など、心配するママは多いのではないでしょうか?
夜のトイレが成功しない場合、夜尿症の可能性が考えられます。夜尿症の約70%は夜間のみで、その他約20%は日中・夜間もおもらしをします。昼夜問わずおもらしをしてしまう場合、尿路の形の異常が考えられます。
また、夜尿症は男の子にやや多くみられ、両親やきょうだいにも夜尿症歴を認めることも多いです。原因は排尿反射が未熟、眠りが深い、抗利尿ホルモンの産生が低い、遺伝的要因、便秘、尿路感染症、アデノイド肥大による睡眠時無呼吸、心理的要因などがあります。
夜尿症は、成長とともに自然に治まるケースも多いと言われています。ママは心配になるかもしれませんが、6歳以下のお子さまの場合は様子をみてよさそうですね。
また、他にも尿崩症 、糖尿病 、慢性腎疾患があります。尿量が多く、水分をたくさん飲む場合は注意が必要です。少しでも気になることがあるときは病院で診てもらうと安心ですね。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:安藤 はるか/女性・主婦/小3、年長の男の子と2歳の女の子のママ。カラーセラピストとしてお悩み相談のサービスを運用中。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年12月)