想像以上に苦しい妊娠後期
妊娠後期のころは暑い時季だったこともあり、寝苦しく、加えてトイレが近くなり夜間も頻回にトイレに行っていました。
そのため寝不足が続き、日中に昼寝をしても、なかなか睡眠不足が解消されない日々を送っていたのです。
他の妊婦さんと比較され…
自宅から車で1時間の場所にある義実家には、月に1回以上は訪問していました。妊娠後期になり、もうすぐ生まれる赤ちゃんを心待ちにしていた義母は、私が体調不良になっていることが気に入らない様子でした。
義母の職場にも私と同じくらいの妊娠時期の方がいるようで、その方は毎日元気に働いているとのこと。
「働きもせず主婦業だけに専念すればいいあなたは、なんて気楽なの! 世の中には妊娠していても働かなきゃいけない妊婦さんはたくさんいるのに本当にぜいたく! 妊娠くらいで具合悪いなんて、これから育児や家事を両立できるのかしら」と義母に言われてしまいました。
義母からの心無い言葉に涙
出産への不安で落ち込んでいた気持ちは、義母の言葉でさらに落ち込んでいき、自然と涙が流れ出ました。そのとき一緒に来ていた夫は近くにおらず、私と義母のやりとりを見ていた義姉が「お母さん、さすがに言い過ぎ。体調が悪いって言っているんだから労りなよ」とフォローしてくれました。
しかし、「妊娠は病気じゃないんだから、妊娠ぐらいで具合悪いなんて言わないでよ。これから赤ちゃんが生まれるのに楽しい気持ちが台無し!」と言う義母。私は何も反論できず、「ごめんなさい」としか言えませんでした。
義母からの言葉はどれも私にとってショックなものばかりでした。初めての妊娠・出産で不安な気持ちをわかってもらえなかったのはつらかったです。しかし出産後、義母から「妊娠中は具合が悪かったけど、出産後は具合が悪いなんて言っていられないからね? 頑張ってよ、ママ!」と笑顔で言われ、活を入れられたのだと思いました。義母の言葉に落ち込むのではなく、これからの初めての育児、頑張っていこう!と強く思いました。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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著者:神崎 ハナ
2児の母。発達障がい児の育児に奮闘中。育児や健康に関する記事を執筆中のライター。教職員や福祉の資格を持つ。