夫の発言にイライラ
夫は子どもに対してとても神経質で、「子どもから1秒たりとも目を離してはいけない」という気持ちが強いようです。それに対して私はズボラな性格で、「ちょっとくらい目を離しても大丈夫」と言う気持ちで娘を見ていました。
私が顔を洗いに洗面台に行くだけでも、「子どもをちゃんと見ていないとダメじゃないか!」と夫に言われることがよくありました。
「目を離している間に何かあったらどうするの?」と言われると何も言えず、言い返すとケンカになるのでスルーしていました。しかし、その発言が続くことで私のイライラはたまっていったのです。
夫に娘をみてもらうことに
夫への私のイライラが増していたとき、私の祝日出勤の日がやってきました。やむを得ず、夫に娘の育児を1日お願いすることに。もちろん、お昼は準備してあり、育児以外のことは夫にお願いしませんでした。きっとこれなら大丈夫と思い、私は仕事へ向かいました。
帰ってくると、部屋はとんでもない状態でした。おもちゃは散らかり放題、食べものは食べっぱなし、たくさんの開けられたお菓子の山。疲れている様子の夫は、私にこう言いました。
「娘のことをちゃんと見ていないなんて言ってごめん」。1日ひとりで娘の面倒を見て、夫は育児の大変さがわかったようです。これを機に、夫から育児に対する神経質な発言を言われることが減りました。
この経験から、実際の経験で他人の気持ちは変わるのだということを学びました。何事も経験してみないとその大変さがわからないものです。また夫の発言にイライラしたときは、私と同じ状況をどう経験させようか考えて実行してみようと思います。
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小さな子どもの身の回りには危険なものがいっぱいあるので、目を離さないことが大切です。けれども旦那さんの言う「1秒たりとも目を離さない」は少し現実的ではないかもしれません。そこで、目を離さないことを心がけつつ、家の中の安全対策をしっかりおこなっておくと安心ですね。
事故やケガにつながる可能性があるもの、触られては困るものは柵を取りつける、高いところに置く、ボタンや硬貨、電池など口に入りやすいものを出したままにしないように注意して、子どもを危険から守りましょう。
著者:相原るか/女性・主婦。2021年生まれの女の子の母。家庭と仕事の両立に悩み、在宅ワークに転身。子育てや仕事、家庭のことなど、リアルなママの体験談を執筆中。
イラスト:海乃けだま
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています