長男が3歳になり、私のことを呼び捨てに
長男は3歳になり、よく話すようになりました。夫の呼び方を聞いていたのか、いつからか私を「えりな」 と呼ぶようになったのです。私は小さい彼氏ができたようで名前で呼ばれることがうれしかったのですが、夫は教育上良くないということでとりあえず「ママ」 と呼ぶよう声掛けをしていました。
ある日、夫は私に「そろそろ長男にお父さん、お母さんて呼んでもらわない?」 と言ってきたのですが、私は大反対しました。夫としては、長女や次女は女の子だからまだいいけど、長男は男の子だから外で「ママ、パパ」 は恥ずかしいとのこと。]
私は「ママ」 と呼ばれたかったというのも正直ありますが、恥ずかしくなったら自分で呼び方を変えるだろうから、親がいつからこう呼ぶと指定するよりも、本人の自主性に任せたいと主張しました。
口喧嘩は平行線をたどり結論
お互い意見を変えなかったので口喧嘩になり、言い合いは平行線。私は「周りの男子高校生でも、今の時代お母さんのことをママって言ってるよ」 と言うと、夫は「今はそのままでいいかもしれないけど」 と今の時点では折れてくれました。
今回、親の呼び方で喧嘩になりましたが、この機会があってよかったなと思っています。これからも子どもたちのことで口論することはあると思いますが、お互いわが子のことを考えている証拠。夫婦の考えを、お互い尊重しながらこれからも話し合っていくことが大切だなと感じた出来事でした。
最近では親のことを名前で呼んだり、お母さんのことを「ちゃちゃ」 「カカ」 と呼んだりさまざまだと周囲の親子を見て感じています。何が良いかではなく、家族全員が呼びやすく、みんなが呼ばれてうれしい呼び方を話し合っていくことが大切だなと思いました。
著者:松谷 えりな/30代女性/令和元年生まれの息子と、平成28年、平成30年、令和2年生まれ娘たち4児のママ。教員免許保持。子ども4人と夫、ペットのわんちゃん1匹と暮らしており、趣味は子どもたちといろいろな公園へ遊びに行くこと。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年11月)