「絶対バレてるよね…」内緒にしていた結婚を報告→上司からまさかの反応が

 

シフト制である福祉の仕事をしていた私たちは、月に何日か休みを合わせてデートをしていました。あるとき、彼と一緒に連休をとってスノーボードをしに出かけることに。もちろん、職場の人には内緒で別々に休みを申請していました。

 

しかし、連休明けの出勤日のこと。いつも通りミーティングをしていると、男性の上司が「連休はどこに行ったの？」と彼に聞き始めました。彼は普通に「スキー場へ行って、スノーボードをしてきました」と答えたのですが……。

 

上司がいきなり、「あれ？ あなたも連休だったよね？ もしかして一緒に行ってたりして？」と私に言ってきたのです！ 不意打ちすぎてびっくりした私は、ただ笑ってごまかすしかなく「付き合っているのバレちゃったかも！」と焦っていました。

 

その日の夜、「今日のミーティングで、私たちが付き合っているとバレたよね？」と、慌てて彼と話し合うことに。社内恋愛は周りに気をつかわせたり、仕事に支障が出るかもしれないと考えた私たちは、みんなに打ち明けようと決断。そのとき、入籍までまだ4カ月ほどありましたが、上司や同僚たちに結婚予定であると報告することにしました。

 

そして、翌日。私たちはまず、上司の元へ行くと「2人そろってどうしたの？」と、上司はキョトンとしている様子。「もう気づいていると思いますが……」と前置きして、私たちは結婚予定であることを伝えました。

 

すると、上司は「えー！！！」とびっくりした様子で「本当に？！おめでとう！」「え、いつから付き合っていたの？！」と言ってきました。なんと、上司は私たちが交際しているとはまったく気づいていなかったそうなのです（笑）。

 

昨日のミーティングでの発言は冗談で言っていたようで、「無神経な質問してごめんね」と上司からは謝罪の言葉が。その後、同僚にも結婚予定だと報告し、「おめでとう！」と祝福の言葉をたくさんもらいました。

 

 

予定よりも早くなってしまった結婚報告。てっきりバレているものだと思っていたので、上司の反応を見たときはびっくりしました。けれど、何はともあれ無事に結婚の報告もできましたし、同僚からも温かく祝福してもらえたのでよかったです。今では、入籍日近くになるたび、この出来事を思い出して彼と笑って過ごしています。

 

著者／田中はぐみ