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取引先の勘違い社長秘書「下請けごときが気安く話しかけるな…」⇒待ち受ける衝撃の展開に顔面蒼白

家族経営の小さな町工場で事務兼営業をしている私。事務用品の精密機器を製造する零細企業ですが、家業を盛り立てるため、毎日一生懸命働いています。今日は、これまでの交渉が実り、取引開始を前向きに考えてくれている大会社の社長と初めて面会することになりました。

 

あり得ない態度の社長秘書

今後重要な取引先となる可能性大の会社に到着すると、社長自らがお出迎え。とても腰が低く謙虚な方でした。下請け会社の営業担当である私に対しても丁寧に接し、側にいた女性秘書に、先に応接室に案内するよう伝えてくれました。

 

ところが……。その女性秘書が、社長には聞こえないよう私に耳打ちしたのです。

 

「下請けごときが気安く話しかけるな……」

 

耳を疑った私。その後、2人で応接室に向かう間も、その秘書は終始無言でムッとした表情を崩さなかったのです。明らかに私を歓迎していない様子。しかし、これから社長と契約の大詰めという大事なミッションを抱えていた私には、彼女のことを気にする余裕はありませんでした。

 

取引は成立したのに…

この日、社長との話し合いは無事に終了。数日後に正式に契約を締結する運びとなり、私も緊張から解放されました。そして、廊下に出たときに女性秘書と再会。これから長い付き合いになるのだからと、改めてあいさつをしたのです。

 

「御社と取引させていただくことになりました。今後ともよろしくお願いいたします!」

 

しかし、返ってきたのは思いもよらない暴言でした。「急に声をかけてきて、何? それ作業服でしょ? そんな汚い服で営業だなんて何様?」

 

さすがの私もこれには怒りを抑えて、作業服だったのはその後社長を工場にご案内し、実際に機械を見ていただく予定だったからだと説明。しかし彼女は相変わらず私を見下しています。

 

「小さな町工場の分際で、うちの社長に取り入っちゃって。身の程知らず。私はあくまでも、下請けのオンボロ工場としてあんたたちを扱うから」

 

 

契約締結日に吉報

それから10日後。いよいよ、正式な契約締結日です。私は、製造部門の責任者である兄を伴って訪問したのですが、出てきた女性秘書は兄のこともすぐに嘲笑し始めたのです。

 

「あんたもヨレヨレの作業服で、いかにも無能そう……所詮は下請けでしょ」

 

無礼な秘書のことは事前に伝えておいたので、兄もいちいち取り合わず、会議室まで案内を頼みました。

 

会議室では、なんと社長を筆頭に取締役が勢ぞろいで私たちを歓迎してくれました。というのもちょうど先日、わが町工場が画期的な新製品を開発したことが全国紙に掲載され、兄は開発者として一躍時の人となったからなのです。

 

秘書のくせに時事に疎く新聞も読んでいなかった彼女は、兄を見てもわからなかった様子。「そ、そんな……」と、しどろもどろになっています。そんな秘書には気付かず、社長が満面の笑みで言いました。

 

「今から、その画期的な部品の納入契約を結びます。わが社にとっても歴史的だから、幹部全員が集合しましたよ」

 

顔面蒼白になった理由は

「ありがとうございます。ただ、契約締結の前に」と話し始めた兄。「こちらの秘書さんに、妹が心外なことを言われまして……。汚い作業服で営業は身の程知らずだの、オンボロ町工場だの。先ほど私も、無能そうだと形容されました」

 

兄はペン型ボイスレコーダーを取り出し、再生させました。すると、今さっき秘書が吐いた暴言の数々がばっちり録音されていたのです。これには社長はじめ役員もぼう然。その横で、女性秘書は顔面蒼白です。

 

そのまま兄は、冷静に続けました。「たとえ元請けと下請けでも、対等な立場での信頼関係が大切ですよね。このような扱いをされるのであれば、御社との提携にも不安が募ります」

 

社長は大慌てで平謝り。「こ、今後は社員教育を徹底し、秘書にはしかるべき処分を下しますので、どうかご容赦を……」

 

 

人を見下す秘書の末路

その場で女性秘書を自宅謹慎にした社長。幹部一同も陳謝してくれたため、私たちはそれを受け入れ、ついに平等なパートナーとして契約を締結しました。

 

数日後、例の秘書は、他の下請け会社にも社長の見えないところで無礼な態度をとっていたことが判明。秘書を辞めさせられ、異動先でも同僚たちとも折り合いが悪く、辞職したそうです。人を上下でしか見ない高慢な態度は改められなかったようです。

 

一方わが家の町工場は、新部品がメディアに取り上げられて以来、取引が急増。これからも家族皆が団結し、持ち前の技術力で開発を重ねて、優れた企業として成長できればと思っています。

 

--------------

町工場だ下請けだと、人を小ばかにするなんて言語道断。そんな人と信頼関係を築くのは難しいですよね。こんな人を採用していた上層部もうかつでしたが、反省し、社員教育を徹底してくれるようでホッとしたのではないでしょうか。

 

 

 

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      その秘書ざまぁですね!!お兄さんも賢いなぁ
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      足を引っ張る秘書がいなくなって、取引先にも感謝されたことでしょう

    この記事の著者
    著者プロファイル

    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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