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「今、余裕ないから!」息子が救急搬送されている途中、夫から着信が…→まさかの衝撃発言にあぜん!

ある日のこと、緊急事態が発生したため、私は夫が仕事中であることを知りながらも電話をしました。繋がらないのでメッセージを送ると、しばらくして夫がかけ直してきたのですが……。そのときの夫の言葉に私はイラッとしてしまったのです。

この記事の監修者
監修者プロファイル

助産師松田玲子

医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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緊急事態! 長男がけいれん

私は当時、3歳の次女・2歳の長男・0歳の三女と児童センターを訪れていました。遊んでいるときはとても元気な長男でしたが、帰る時間が近づくころにぼーっとし始めて、抱っこを求めてきたので抱っこをすると、けいれんをし始めたのです。


長男は熱性けいれんを何度か経験したことがあったのですが、けいれんを目の当たりにすると不安でいっぱいになります。児童センターの先生が救急車を呼んでくれて、長男と私、次女、三女は救急車で病院に向かうことになりました。

 

夫からの電話にイラッ…!

救急車に乗り、救急隊員に必要事項(名前、年齢、体重、熱性けいれんが過去にあったか、けいれんの時間、けいれんの様子など)を伝えたあと、夫に電話をかけました。長男をベッドに寝かせることはできましたが、三女を抱っこしている状態なので電話をかけるのもひと苦労でした。


しかし、夫は仕事中ということもあり、電話に出なかったのです。私は電話をあきらめ、長男が熱性けいれんを起こして救急車で運ばれていること、あとでまた連絡することをメッセージで送り、スマホをバッグにしまいました。
 

すると、病院に着く手前で夫から着信があったので出てみると、「ねえ! どうしたの?」との言葉が……。私は「伝えたいことは全部メッセージに書いてあるやろ!」と心の中で叫びながら「今、説明する余裕ないから」と電話を切りました。
 

状況を直接聞いて把握したい夫の気持ちはわかるのですが、私はそのとき本当に余裕がなく、メッセージで状況を想像して、落ち着いてから連絡してきてよと思ってしまったのです。その後、夫には「メッセージであとで連絡すると伝えたよね? 救急車に乗っているという状況を考えてほしかったし、余裕がないときに電話されても困ったよ」と伝えました。

 

 

夫が仕事で電話に出ることができなかったことも、心配してすぐにかけ直してくることもしょうがないことだとは思います。しかし、メッセージをちゃんと読まず、何も考えずに電話をかけてきた夫にイラッとした気持ちは、今でもどうしても忘れることができません。私も同じことをしないように気をつけたいと思った出来事でした。

 

※ほとんどの熱性けいれんは5分以内に自然におさまるため、けがをしないよう安全な場所に寝かせ、吐いたときに息がつまらないよう体を横向きにしましょう。また、発作が始まった時刻や発作の様子を記録したり、動画で撮影したりすると、受診時に役立ちます。けいれんが5分以上続くようであれば、救急車などで病院に搬送することがすすめられ、また初めての熱性けいれんの場合は、救急外来などの医療機関を受診すると良いでしょう。判断に迷った場合は、かかりつけの小児科、または小児救急電話相談(#8000)に相談しましょう。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

 

イラスト/森田家


著者:松谷 えりな

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