小さな手に握りしめていたのは…
長男はリビングの一部をドアで仕切った子ども部屋で宿題、長女はリビングでお昼寝をしていたので、夫に2人を任せて予防接種に出かけた私と次男。2時間ほどで帰宅すると、夫がリビングで寝ていました。長女の隣で眠ってしまったようですが、近くに長女の姿はありません。ドアが開いたままになっていた子ども部屋へ向かうと、長男の膝の上で機嫌よく遊んでいる長女の姿が。
長男に声をかけると、「さっき起きたみたいでドアを叩いてきたから、抱っこしてた」と言いました。おむつを替えようと長女を長男から受け取ると、手におもちゃ以外の何かを持っている様子……。
長女の小さな手をこじ開けてみると、長男が筆箱に入れていた消しゴムが出てきたのです。長女が消しゴムを誤飲してしまっていないか確認するため、「この消しゴム以外に新しいの出した?」と慌てて長男に聞いた私。
「こんなところにあったの!? 出してないよ。片付けようと思ったらなかったから探してたの」という長男の言葉に、誤飲はしていないとわかった私はホッとしました。
一連の流れを見ていた次男が夫を起こして説明すると、夫は「消しゴムを落としたらすぐに拾わないと。長女が飲み込んだらどうするんだ」と長男を叱り始めたのです。しかし、「寝ていたパパが悪い」と私と長男に言い返されると、夫は気まずそうに謝りました。
本当に焦りましたが、私も長女とうたた寝してしまうことがあるので、改めて気をつけなければと思っています。また、部屋の中で誤飲の危険性がある物を再確認する、いい機会にもなりました。
※直径39mm以下(トイレットペーパーの芯を通るもの)のものは誤飲するおそれがあるため、赤ちゃんに渡さないように注意してください。飲み込むと危険なので、お子さんの手の届かない場所へ保管しましょう。
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イラスト/ミロチ
著者:安藤 はるか
小3、年長の男の子と2歳の女の子のママ。カラーセラピストとしてお悩み相談のサービスを運用中。