プレゼント代を立て替えた結果
私は高校時代、テニス部に所属していました。私たちの学年の部員は、男子が4人、女子が3人の全員で7人。高校卒業後、それぞれが結婚をしたり、子どもが生まれたりしてからも、その7人で飲みに行くことがありました。
メンバーの誰かが結婚するときには他の6人で結婚祝いのプレゼントを買ってお祝いをするような仲です。そして、あるメンバーが結婚するときに、私が代表してネットショップで商品を購入し、後からみんなに割り勘分を請求することになりました。
事前にグループメッセージで「1人5,000円、次の飲み会のときにお願いします」と連絡し、5人のメンバーは当日お金を持ってきてくれました。しかし、友人女性の1人は「今は持ち合わせがなくて、ごめん。次は絶対持ってくるね」とのこと。その後、次の飲み会にもお金を持ってきてくれず、さらにその次の飲み会でも同じ断り文句でお金を渡してくれることはなく、私はモヤモヤを抱えていました。
そこから、その友だちは仕事が忙しくて飲み会に参加できなくなり、私がずっとプレゼント代を立て替えている状態に。私から友だちに「お金を受け取りに行っていい? 都合のいいときに家の近くまで行くよ」と言っても、はぐらかされ……。結局、私がプレゼント代を立て替えて半年以上が過ぎていました。
同じテニス部だったメンバーにこのことを相談すると「もう銀行口座教えて、振り込んでもらいな。それで振り込まなかったら、俺からも言うよ」と言ってくれ、私は再度、友だちに連絡し、振込先口座と金額を伝えたのです。それから1週間ほどでプレゼント代を振り込んでくれましたが、その1週間の間も私はモヤモヤしていました。
その友だちから謝罪の言葉はなく、メッセージで「振り込んだよー」のひと言だけでした。その友だちとは以前に子連れで集まったこともあったのですが、友だちは部活の集まりからも徐々にフェードアウトしていってしまい、今はもう付き合いはありません。なかなか返済されず嫌な思いをした経験から、自分ももし他の人にお金を立て替えてもらったら、すぐに返すように改めて注意しようと思った出来事でした。
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イラスト/森田家
著者:吉川 みきな
15歳女の子と5歳と1歳の男の子の年の差兄弟を育てている母。反抗期の娘とイヤイヤ期の息子の育児に日々奮闘中。上の子を出産後に大学に通い、看護師の資格を取得。現在は看護師としてパート勤務をしている。