義父の無神経な発言
私と夫は30代で結婚。結婚式後の食事会で義父に「早く赤ちゃんを抱っこしたい」と言われ、すぐには無理だけどいずれは、と思っていました。
しかし数年後、いざ妊活を始めるとなかなか子どもを授かることができず、病院を受診したところ夫の男性不妊が判明しました。それから人工授精を5回行いましたが、うまくいかず……。
6回目の人工授精を終えたころ、夫の祖母が亡くなり、お通夜に参加することに。その会場で久々に義父にあったのですが、お通夜中にもかかわらず義父は私に「子どもはいつごろ産む予定なんだ? いい加減早く孫に会わせてよ」「もし子どもを産んでくれたら、仕事で忙しいだろうから小学生になるまでこっちで育てるよ」と言ったのです。
義父にとっては自分の母のお通夜であるのに、その最中に孫がほしいという話をしつこくしてくることに怒りを覚えました。
義実家から帰宅したあと、無事に妊娠していることが判明しましたが、義父には不妊治療や妊娠のことはまだ伝えていません。 時と場所をわきまえず、相手の気持ちも考えず、「孫がほしい」と自分の希望をしつこく言い続ける義父に嫌気がさした私。
子どもを授かることは簡単ではないということを理解してもらいたいため、出産直前になったらしっかり思っていることを伝えようと思います。
著者:荒川梅子/30代女性・主婦。夫が男性不妊で不妊治療を経て妊娠。現在はフリーランスで働く。
イラスト:さくら
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています