もうすぐ結婚式、今まで順調だったのに…
私たちは今年結婚式を挙げました。式場のスタッフの方々はみんな対応が丁寧で、夫も積極的に参加してくれたので準備は順調でした。このまま挙式まで何事もなければいいなと思っていたのですが、ある日の打ち合わせでその期待は打ち砕かれてしまいます。
それは司会者さんと打ち合わせした日のことでした。一般的に司会者との打ち合わせでは夫婦の生い立ちや馴れ初め、趣味などのエピソードを掘り下げて聞かれるようです。式場の待ち合わせ場所で担当者を待ちながら、私たちはどんな内容を話そうかと思いを巡らせていました。
まったく話を聞いてくれない司会者
担当の司会者さんは一見気さくそうな女性だったのですが、打ち合わせが始まってから私たちは困惑してしまいました。夫の話は細かいところまで聞いてくれるのに、私が話そうとするとほとんど聞いてくれないのです。私はもともと話すのが得意ではなく、もしかしたら内容が良くなかったのかもしれません。それでも少しくらいは話を掘り下げてくれてもいいのに、司会者さんは夫に質問するばかりで私は完全に蚊帳の外でした。
打ち合わせ後に送られてきた原稿を見ると、夫のエピソードは豊富なのに私のエピソードは事前アンケートの内容を書き写しただけ……。
この内容では結婚式当日を笑顔で迎えられない!と悩んだ結果、私たちは司会の担当者を代えてもらうことにしました。
勇気を出してプランナーさんに連絡すると
挙式まで日がないのに変更できるのか、また次の担当者が意地悪な人だったらどうしよう……と悩んでいたのですが、プランナーさんへメールを送るとすぐに対応してくれました。
そして、2回目の打ち合わせでは、新しい司会者の方が私たち2人の話を丁寧に聞いてくれました。新しい司会者の方と迎えた結婚式は大成功。司会者さんの話す内容も私たちらしいものになり、ゲストにも楽しんでもらえました。あのとき、勇気を出してプランナーさんに相談してよかったと思います。
結婚式のトラブルにまつわるエピソードでした。なぜ前の担当者があんな態度をとったのか不思議に思うとともに、しっかり主張することの大切さを学んだ出来事でした。トラブルはあったものの、無事に乗り越えられてよかったと思っています。式場選びについて友人から相談を受けたときは、「スタッフの人柄は大事だよ」と話しています。
著者/柏あかり
イラスト/sawawa
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