聞いていたとおり、甥と一緒に過ごすのは大変でした。何かにつけて、めんどくせ~!うぜ~! を連呼。汚い言葉遣いを注意すると「うっせぇ! ブス!」と悪態をつきます。
甥の言葉遣いが悪い理由
さすがにそろそろ雷を落としてやろうかと思った瞬間、母が爆発! 子育てに年季の入った母が怒るとさすがに怖いようで、甥の動きが一瞬止まりました。そんな言葉遣いを教えたのは一体誰かと母が聞くと「パパ!」と言います。
「このままでは、みんな甥のことをきらいになるだろうね」と母が言うと、甥は泣きながら「ごめんなさい」と言い、もう悪い言葉は使わないと約束してくれました。素直な部分もちゃんと残っていて、安心しました。
義弟を変えたひと言とは
甥からよくよく話を聞くと、妹の夫は「誰にも負けないように言葉で威嚇しろ」と甥に教え込んでいたよう。その上「ママを食わせているのはパパだから何を言ってもいい」と甥に話していたことが判明しました。
こんな大人と過ごしていては、言葉が汚くなるのは当たり前です。母は、妹夫婦に仕事が終わり次第実家に来るようにと伝えました。
「汚い言葉遣いはパパから教わったって聞いたけど、どういうこと?」と母が問い詰めると、義弟はタジタジ……。
そこで甥が泣きながらつぶやきました「パパもみんなから嫌われちゃう!!もうやめて」。
妹家族のその後
息子にそんなことを言われて、義弟はやっと自分のやっていたことの愚かさに気がついたよう。深く深く謝っていました。
その後、甥はすぐに汚い言葉は使わなくなったそう。早めに対処できて本当によかったです。義弟はというと、長年染みついた言葉遣いはなかなか抜けず、時々ポロッと出るようです。そういうときは罰金1000円を徴収するルールを決めたそう。お金が貯まったら家族で旅行に行くのだと妹は嬉しそうに話していました。
子どもは身近にいる大人を見本にするしかありません。だからこそ、一番身近な存在である親やその家族は、言葉も態度も気を付けなくてはいけませんね。