夜用ナプキンがない!
予想が外れて急きょ生理になってしまった日のこと。お風呂に入るタイミングで、夜用のナプキンを切らしていることに気づきました。しかし、入浴後に子どもを連れて買い物に行く気力はありません。
頼りにできるのは夫しかいなかったため、私は仕事中の夫に「ドラッグストアで夜用ナプキンを買ってきてほしい」と連絡しました。仕事終わりのおつかいはいつものことなので、ついでに買ってきてくれると思ったのですが……。
生理用品を買うのはハードル高め?
夫は「恥ずかしいから絶対無理!」と断固拒否したのです。夫は結婚指輪をはめていて、パパオーラも出ているように思うので「購入しているところを他のお客さんに見られたとしても、妻に頼まれて買っているんだな、くらいにしか思われないよ」と説得を試みました。
しかし、基本的になんでもお願いを聞いてくれる夫が「それでも無理」と拒否したので、無理強いすることはやめました。結局その日は、ふつうの日用ナプキンをつけて寝ることに。
友人の夫は抵抗がないようで…
後日、友人にこの話をしたところ、友人の夫は生理用品を買うことに抵抗がなく、友人が頼むとなんら気にせず買ってきてくれるとのことでした。友人と「生理用品を買える男性と買えない男性の違いはどこにあるんだろう?」と考えていると、「家族に女きょうだいがいるかどうか」で対応が変わるのではないかという話に。
友人の夫には姉がいます。家族に女きょうだいがいれば、生理の話をしているのが耳に入ってきたり生理用品が置いてあるのを目にしたりすることがあるため、そのうち生理用品への抵抗がなくなるのでは?と考えたのです。
一概には言えませんが、「もしかしたら家庭環境や家族構成が影響しているのかもしれないね」と私たちは結論づけました。私としては、人によって考え方はさまざまだと思うので、夫には「買ってきて」と無理強いはしないつもりです。ただ、ピンチでどうしても動けないときは夫に頼りたい気持ちもあり、もう少し生理用品への抵抗が減ってくれるとうれしいな……とも思っています。
著者/鬼頭いちか
作画/おみき
監修/助産師 松田玲子
ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!