食事、洗濯、掃除……。毎日やることは山積みですが、双子の機嫌がわるいと手が回らず、夫が仕事から帰ってきてもお風呂や食事の準備ができていないこともしばしば……。
しかし夫はサポートするどころか「専業主婦なんだから時間はあるだろ!」と怒るばかりです。
子育てってひとりでするものなの?
子育ては大変なことも多くありますが、次第に表情豊かになる双子のお世話は、ほかにない幸せで溢れています。しかし夫は泣き声がうるさい、抱っこすると重いなどと文句を言い、家では気が休まらないと言ってすぐ飲みに出かけてしまいます。
決して高収入とは言えない夫。生活費にしわ寄せがくるまで、時間はかかりませんでした。日々の飲み代で出費が収入を超えてしまい、やんわりと夫に注意すると「自分で稼いだ金なんだから、どう使おうと俺の勝手」と、パパになった自覚のない発言ばかり。
さらに「金がないならお前が働きに出ろ」とまで言い出す始末。毎日育児でくたくたの私に、働く余裕なんてありません。見ていてわからないのでしょうか。
離婚を切り出すと…
このままでは生活が成り立ちません。私は改めて話し合いの席を設け、家事育児に協力してほしいこと、将来のために出費を見直してほしいことを夫に伝えました。もし同意できないのなら、離婚も考えていると告げます。
夫は一瞬だけ戸惑ったような表情をしたものの、すぐにニヤニヤとした笑みを浮かべ
「俺はいいけど、子持ちで再婚は大変だぞ」と勝ち誇ったように言いました。
夫の口ぶりでは、親権を取る気はさらさらないようです。もともと渡すつもりはなかったのでなんの問題もありませんが、夫にとって子どもはその程度だったのでしょうか……。
義両親も踏まえて話をし、今後も週に1回ほど双子と夫・義両親が一緒に過ごす日を作ると約束し、私と夫は離婚しました。夫は「週1回なんて多くない?」と不満そうでしたが、義両親の熱い希望もあり、しょうがなく納得したようです。
残念な夫
離婚後、最初の面会日。私は約束通り元夫のもとへ子どもたちを連れていきました。すると、1時間もしないうちに元夫から電話が……。
どうやら、おむつの替え方がわからないようです。義両親は、孫の顔を見にきているだけで、家事も育児にもノータッチを貫いているそう。私は「父親なんだから、なんとかしてね」と言って電話を切りました。
夕方子どもたちを迎えに行くと、夫はグッタリ……。義両親は、ポンコツな息子の姿を目の当たりにして、心底驚いたようでした。それと同時に「息子は二度と結婚できないのではないか」と不安になったよう。
5回目の面会時には夫もいかに育児が大変だったかわかったようで、義両親共々謝られ、復縁しないか? と言われました。
しかし「産後の恨みは一生」という言葉もあるほど、これまでの夫の行いは許し難いもの。もちろん復縁する気などありません。ただ、夫婦の形は変わっても父親であることは変わりません。今後も育児には積極的に関わってもらうつもりです。
初めての育児はわからないことばかり。うまくいかないことも多く、心身ともに疲労が溜まります。さらにママには産後のダメージも残っているはず……。パパには、率先して家事や育児をしてほしいですね。