殴るのをやめてもらえた「ある作戦」とは
最近怒りやすい3歳の息子は、「うりゃー!」と、からだ全体を使って怒りを表すことがよくあります。姉たちに対しても、「これは僕の!」、「やめて!」などと言って殴りかかることが増えました。私が「だめだよ!」と止めても、息子はますます怒って手がつけられません。そこで私は、否定するのではなく、気持ちを受け止めてみようと考えました。
ある日、長女とゲームの取り合いになり、息子は「クソー!」と殴りかかる体勢に。すかさず「怒りたくなったら、ママがギュッとしてあげるからおいで」と息子に言いました。「え〜!」と照れている息子を、私は抱きしめました。すると息子は落ち着いたのか、殴りかかるのをやめて、長女に「ごめん」と謝ってくれたのです。
殴りかかろうとする息子を、これまで頭ごなしに注意してきた私。息子はイライラした気持ちをどうやっておさめれば良いのかわからなかっただけなのかもしれません。
ただ「だめ」と言うだけでなく、怒りをしずめる方法を教えたり、やさしく受け止めたりすればよかったと反省。これからは怒らず、まずは息子の気持ちに寄り添ってみようと思い直した出来事です。
著者:茂木あずさ/30代女性・主婦。38歳で4児のママ。4人それぞれの対応に追われて、あっという間に過ぎていく毎日を送っている。
イラスト:Pappayappa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています