年賀状トラブル
私の夫は、結婚前まで義母と一緒に住んでいましたが、結婚してからは義母の家から近いアパートで夫婦で暮らしています。ある年末、私は義母にも年賀状を出しました。年賀状は元旦に届いたようで、義母から電話がかかってきました。
「年賀状が届いたんだけど、どうして住所を知ってるの? これはプライバシーの侵害じゃない?」と言われ、目が点になりました。住所を知っていたのは、夫の以前の住所だからです。そう答えたら「あら、そう言われればそうね」と納得してくださったようですが、こんなことで電話を受けるぐらいならと、義母には年賀状を出すのをやめました。
自分が正しいと言い張る義母
義母と話をするうちに、義母は一度思ったことは絶対だと思い込む性格だとわかりました。妙なタイトルの本を読んでは、それがすべて真実だと思うような人で、いつかだまされるのではないかと心配でした。
ある日義母宅に行くと、ペットボトルの水が入ったダンボールがありました。義母が言うには「この水を飲んだり料理に使ったりすると、病気にならないって友だちが紹介してくれたの」とうれしそうに話し、私にも勧めてきました。
その場では、「重くて持ち帰れないから」と1本だけいただいて、夜になって夫に相談しました。夫も「値段が高くて出費が大変だからやめたら」と言ってくれましたが、義母は聞き入れませんでした。後日、その水を売っていた会社はいつの間にかなくなっていたようですが、義母は今でも「あの水はよかった」と言います。
義姉の子どもたちにも
夫には姉がいて、子どもが3人います。義姉の家に行った帰りに義母は必ず私に電話をしてきます。「子どもたちにマーガリンなんて体に悪いものを食べさせていて心配」「子どもたちの物が多くて片付かないのは運気が悪くなる」などの義母の言葉を、私は相づち打ちながら「義姉にも考えや都合があるだろうから」と聞き流すようにしています。
義母は自分の思い通りにならず不満のようですが、義姉も義母のそういう言い方を嫌がっているので、私もあえて聞いたことを伝えないようにしています。
まとめ
義母の考え方は、私には理解しがたいものですが、慣れてくるうちに「こういう考え方の人もいるのだ」と思うようになりました。家族のために良かれと思って言っていることも多いとは思いますが、今後も深入りしない程度に義母と付き合っていけたらと思っています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
文/笹野きみ子
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