飲み会に行きたいという夫
第2子である長男が生後6カ月のときの話です。長男は夜中1~2時間おきに泣いて起きる、ということがよくありました。完母で育てていたこともあり、夜間対応は私が担当。
ある日、夫から「終電で帰るから、大学時代の男友だちと飲みに行っていい?」と打診が。
私と夫は大学の同級生で、その男友だちのことも知っていたのと、飲み会が頻繁ではなかったので、快くOKしました。
一体いつ帰ってくるの!?
飲み会当日、子どもたちを寝かせ、私も早めに就寝。夜中の1時ごろに長男が起きたので対応していたところ、夫から「終電逃して、もう少しでタクシーで帰る」と連絡がありました。しかし、その後3時になっても6時になっても夫は帰ってこず、6時半ごろに「始発で帰る」と連絡が……。
帰宅した夫に「帰る時間をずるずる延ばさないでほしい」と伝え、夫の話を聞いていると、途中から私も知っている大学時代の女友だちと合流して飲んでいたことが判明。
「俺が女友だちを呼んだわけじゃない」と言い訳する夫でしたが、私が「逆の立場で考えてみて。私は1年以上お酒飲むのも我慢して、夜中は2時間おきに起こされて体中が痛いけど対応してるんだよ。例えば、あなたが体調不良で2時間おきに吐いているときに、私が朝まで異性と飲んでいたらどう思うの?」と聞くと、「……嫌だわ。……ごめん」と言い、自分のおこないを省みた様子でした。
夫が自分でした約束を守らなかったこと、私が育児に必死になっているときに異性と朝まで飲んでいたことが、私は許せませんでした。この一件以降も夫は飲み会に行っていますが、必ず終電までには帰って来てくれています。
著者:鈴木 沙智/2児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
作画:キヨ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年4月)