そんなとき、夫のひと言に私はイラっとしてしまいました。
どこを探してもパンツがない!
急きょ、私の妹家族と一緒にお出かけすることになり、朝から急いで準備をしていた私と夫。当時5歳と2歳だった息子たちのために水筒やお菓子、着替えを持ち、準備万全!のはずだったのですが……。
しばらく車を走らせてから、絶賛トイトレ中だった2歳の次男のパンツがないことに気付きました。車に積んであったおむつもいつの間にかストック切れ。「あ~どうしよう! パンツ忘れた!」と話す私に対して、夫がひと言。
私が怒りを覚えた夫が放った言葉とは…
「なんで確認しなかったの? 一番必要なやつじゃん」
夫の言葉に私はカッチーン! 「あなたが確認してもいいんですよ」と言いたくなりましたが、そのときはなんとか堪えました。
しかし、「準備は私がやって当然」と言わんばかりの夫の言葉に、やはり怒りが収まりません! そこでこの日、私は次男のトイレのお世話を担当せず、夫に任せることにしたのです。
寒い日だったので、次男と夫は何度もトイレに行っていました。するとなんとこのとき、次男は初めて男性用の小便器でおしっこをすることができたのです! 次男はできたことが楽しかったらしく、トイレに行くたびに「立ってできたよ!」とニコニコしながら私に教えてくれました。
まさかのパンツの忘れ物にあたふたして夫の言葉にはイライラしましたが、なんとか漏らすことなく1日が終わってひと安心。次男はトイレを1回も失敗することなく、しかも立っておしっこができ、トイトレ卒業まで一歩近づいたうれしい日になりました。次男の自信にも繋がり、うれしい誤算となりました。
著者:鬼頭いちか/30代女性/2017年と2020年生まれの男の子の母。パワフルな義両親と敷地内同居中。貿易関連の資格を多数保有。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年5月)