夫から「したい」と不満を告げられて…
私たち夫婦は結婚して10年目です。付き合っているころから行為中に痛みがあり、私はあまり乗り気ではありませんでしたが、それでも2人の子どもに恵まれました。
私たちがレスになったのは、2人目が生まれたあとでした。原因としては、まず私が乗り気ではなかったこと。それに加えて、お互いに3人目をまったく考えていなかったことも大きかったです。また、夫は仕事で夜遅くに帰宅する一方で、私は子どもたちと早くに寝てしまうため、夜に夫婦の時間がまったく取れずにいたのも、レスの一因になったと思います。
私としては、家事に育児にと生活のことで精一杯で、「最近夫としてないけど別にいいか」くらいの感覚で、特に不満はありませんでした。しかし、夫はしたかったようで「最近ずっとしてないから、どうしてもしたい」と打ち明けてきたのです。その後、夫婦で話し合って3カ月に1回くらいのペースで、夫婦の時間を取ることに決まりました。
お互いに、毎日の生活をできるだけ気持ちよく過ごしたいもの。片方が問題ないと思っていても、もう片方が何かしらの不満を抱えている場合、きちんと話し合うべきだと感じた出来事でした。(ななごん さん)
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ななごんさん夫妻の場合、まず解決すべきは、ななごんさんが感じているという行為中の痛みではないでしょうか。婦人科系疾患の可能性もあることから、まずは婦人科で相談してみるのがいいかもしれません。「痛い」という1番の問題点がなくなったら少しは前向きに営みについて考えられるでしょうし、その上で、改めて夫婦でレスについて話し合うのがよさそうに思います。
ななごんさん夫妻のケースにが限らず、レスが離婚につながるケースもあるようですし、「別にしなくてもいいじゃん」と相手を突き放すのだけは避けたいところ。必要に応じて、婦人科医や夫婦専門のカウンセラーに相談するなりして、2人にとってベストな解決策を見つけられるようにしたいですね。
著者:ななごん/30代女性
イラスト:にしこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年4月)
監修/助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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