経血漏れを見た弟がパニックに
私には3つ年下の弟がいます。子どものころの弟は、憶病でいつも私の影に隠れているような性格でした。
私が小学校6年生のとき、夜寝ている間に生理がきてしまったのですが、気づかず熟睡。そして朝、当時小学校3年生だった弟が、私を起こしにきました。そのとき着ていたパジャマのズボンは白っぽいものだったこともあり、起きた私の太もも辺りは経血で真っ赤に。
生理をまだ知らなかった弟は、パジャマについた血を見て私が誰かに刺されたのだと勘違いし、パニックを起こしてしまったのです。
「お姉ちゃんが血だらけだよぉ」
弟は泣きながら「ギャァァァ、お姉ちゃんが血だらけだよぉ」と部屋を飛び出し、母親に呼びに行きました。最初はなぜ弟がパニックになっているのかわからなかった私も、自分の下半身を見て状況を理解。「大丈夫だから、心配しないで」と弟を追いかけました。
弟に怖い思いをさせてしまったこと、自分自身もまだ生理に慣れておらず経血漏れをしてしまって恥ずかしかったことを鮮明に覚えています。
その日は母親が、「お姉ちゃんは、太もものかさぶたを寝ている間に掻いて血が出ちゃっただけだから」と嘘の説明を弟にしました。そして弟が小学4年生になったとき、私も一緒に母親と生理について解説。あの流血事件も生理のためだったと明かすと、弟は「な〜んだ」と言っていました。
著者/泉麻子
イラスト/マメ美
監修/助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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