義母のまさかの行動
長男が虫歯になってはいけないと、大人とおはしを分け私なりに気をつかってご飯を食べさせていました。ところが、義実家に行って義母が長男にご飯を食べさせているのを見ると、「これで食べさせてください」と用意して渡したスプーンとおはしを使わず、義母が使っているおはしで食べさせていたのです。
それだけではなく「長男くんはキュウリの漬物が好きだからあげるね」と一旦自分の口に入れ、なめて味を薄めたものを長男にあげた義母。私は長男が初めての育児で育児情報を見てはこうしたらいいということを実践していたので、義母のまさかの行動に驚きを隠せませんでした。
すかさず
私はすかさずコップに水を入れ、「これで漬物の味を薄めてからあげてみてください」と義母に渡しました。「昔は何でも大人が一旦口に入れて辛いのをとったり、固いものを柔らかくしたりしてからやったんだよ」という義母に、「虫歯になりやすくなるらしくて」とやんわりと説明した私。「大人の口の中の虫歯菌が移るんです!」とは直接言えず、自分が気を使っていただけに義母の行為にがっかりしました。
子どもの食事にも虫歯対策にもかなり力を入れていた私。まさかの義母の行動に正直衝撃を受けました。それに感染症の面でもやめていただきたいです。その後、義妹の子のときはちゃんと水で洗い流してから食べさせていたのを見て、わかってくれたのかな?と思ったのでした。
これからも義母がしていた育児と、私の育児で違うことがあるかもしれません。その都度話し合って理解してもらったり、折り合いをつけたりしていけたらいいなと思った出来事でした。
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日本口腔衛生学会によると、最近の研究で、生後4カ月ごろから、母親の虫歯菌が子どもにうつっていることがわかっているそうです。離乳食は生後5~6カ月ごろから始まるので、離乳食を始める以前から親から子どもに感染しているということになります。
また、虫歯は砂糖の摂取、歯みがきなどさまざまな要因がありますが、虫歯に関連する複数の要因を調べた日本の研究では、3歳児において、親との食器共有と虫歯の関連性は認められなかったのだそう。
とはいえ、口の中でモグモグしたものを子どもに食べさせるのは、大人に虫歯がなかったとしても、衛生面や感染症などの面からも避けたいですよね。義父母に言いづらいときは、旦那さんに伝えてもらうのも一案かもしれません。
なお、虫歯菌が親から子どもにうつっていたとしても、虫歯予防は可能なのだそうです。砂糖の摂取を控える、毎日仕上げみがきをおこなう、フッ化物(フッ素)配合の歯磨き粉を利用するなどが予防につながると言われています。家族で正しい知識を共有し合い、ケアをおこなって、お子さんの歯を守ってあげたいですね。
著者:松田みさと
2004年生まれの長男、2007年生まれの長女、2015年生まれの次女、長男とは15歳差の2019年生まれの次男の2男2女の母。仕事をしながら子育てに奮闘中。現在はライターとして、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。