簡単材料で万能薬味に大変身
農林水産省の『達人レシピ』で大葉栽培の達人が紹介していた「大葉のにんにく醤油漬け」。家にある材料で簡単にできて、お箸が止まらない味に早変わりしますよ。
刻んで納豆や冷奴の薬味にしたり、パスタのトッピングにしたりと、いろいろな使い方ができる万能薬味です。
さっそく作ってみましょう。
農林水産省「大葉のにんにく醤油漬け」の作り方
材料(作りやすい分量)
・大葉…20枚
・にんにく…1片
【A】
・ごま油…大さじ3
・醤油…大さじ2
・白ごま…大さじ1
作り方①下準備
大葉は軸を切り、水洗いしキッチンペーパーで水気をしっかり取ります。大葉に水分が残っていると傷むのが早くなるので要注意。
にんにくは約2㎜の厚さにスライスしましょう。
作り方②保存容器に入れる
アルコール消毒した容器のなかに、大葉とにんにくを交互に重ね入れ【A】の調味料を加えてください。
大葉の向きを変えて入れると、食べるときに取り出しやすいですよ。
作り方③漬け込む
落としラップをし、冷蔵庫で1時間以上漬けて味をなじませます。
落としラップをすることで、しっかり漬かり、均等に味が染み込むそうです。
空気に触れる面積がなくなり、乾燥や酸化を防ぐ効果もあるんだとか。
一晩置くと味が染みて、さらに美味しくなります。
容器から取り出すときは、雑菌が繁殖しないように清潔なお箸やトングを使いましょう。
何にでも合う絶品大葉の完成
取り出すと、ごま油とにんにくの融合した深みある香りが鼻を刺激しました。大葉特有のフレッシュさもあって、食欲がそそられます。
香りだけでも「こりゃ美味しくないわけがない!」と感じさせる逸品。
そのままご飯のお供に
ダイレクトに味わうために、まずは白ご飯と一緒にいただきます。
海苔のように巻いて食べたら「うま!」と声が出ました。大葉ならではの爽やかさを残しつつ、ごま油とにんにくのパンチが効いていて元気の出る味です。
にんにくのシャクッとした食感も、アクセントに。
大葉とにんにくの香りが溶け込んだ醤油は、容赦なくご飯をかっさらっていきます。暑くて食欲が落ちたときにも、パクパク食べられそう。
これ……大葉20枚、あっという間になくなるかもしれません。一口目で、倍量作れば良かったと後悔しました。
ウインナーに巻くとあら不思議!
農林水産省のホームページでは、ウインナーに巻いて食べるのもおすすめされていました。
ボイルしたウインナーと一緒にパクリと頬張ると、肉汁と漬け汁が合わさり口のなかで旨味がブッシューと弾けます。
にんにくの存在感もあって、ビールが飲みたくなります。
ごま油が入っているため、しつこくなるのでは?と心配でしたが、大葉のおかげでさっぱり!
ウインナーにはマスタードかケチャップを付けるのが定番でしたが、新たな定番が爆誕しました。
塩コショウをして焼いた鶏肉に合わせても、美味しいそうですよ。
混ぜるだけで旨い!和風パスタ
余った漬け汁と刻んだ大葉を、冷水でしめたパスタに混ぜ込むと簡単に和風パスタが完成します。
清涼感とパンチ、両方兼ね備えていて「え、これ本当に自分で作った?」と疑うほど。
完全に胃袋をわしづかみにされました。つるりつるりと瞬く間にお皿は空っぽに。
ご飯泥棒かと思っていたら、麺も盗んでいくとは……。
恐ろしいぞ、大葉のにんにく醬油漬け。
少し時間を置いて食べたところ、ごま油のおかげでパスタ同士がくっつくこともありませんでした。お弁当にもいいですね。
この夏はたっぷり作って常備菜に
今まで刻んで麺類に入れる、サラダにちょっと足して風味を加えるなど脇役の扱いしかしてこなかった大葉。
にんにく醤油漬けにすると、大葉が主役級になります。この夏はたくさん作って、常に冷蔵庫に入れておこうと決めました。