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「あなたの母親じゃないから」元夫の娘から結婚式の招待状が届くも「欠席」と返事をしたら…

私は43歳の会社員。20年前に、バツイチ&娘連れの今の夫と結婚し、血縁はないながら愛情を込めて子育てもしてきました。実子はいないため私にとっては大事な1人娘。今では本当の母娘同然です。しかし、ここにきて夫婦関係が崩れ始めたのです。

 

夫から離婚を言い渡され…

ここ最近、出張だ飲み会だと家を空けることが続き、やたらウキウキしている様子だった夫。どう見ても怪しい行動が続いていたため、ついに追求してみると、あっさり不倫を認めたのです。それどころか、不倫相手と一緒になるから今すぐ離婚しろと言い募ってきました。

 

しかし私のほうも、その事実を知ったところでまったくショックを受けませんでした。むしろ落ち着き払っている自分にビックリ。娘も自立して1人暮らしをしている今、私に養育責任もありません。「いいわよ、離婚してあげる」と即答すると、夫はあからさまにうれしそうな顔に……。

 

寛大な私はさらに、「あなたとお相手の今後のために、慰謝料の請求は見合わせるわ」と言ってあげました。するとなんと、能天気な不倫夫は、喜び勇んで女のもとに行ってしまいました。

 

数日後……。事のいきさつを妹に話すと、やはりというべきか、あきれるやら怒るやら。

 

「えぇ!? 慰謝料も取らないで離婚したの、お姉ちゃん!」

 

私はにっこり笑って答えました。「まあね、ちょっと考えがあるの」

 

そう、このまま私があっさり引き下がるはずがありません。妹は早速「協力する!」と快諾してくれたのです。

 

それから月日は過ぎ、離婚して半年……。元夫の娘から久しぶりに電話がかかってきました。

 

継娘から結婚式の招待状が!

継娘とは、忙しいこともあってなかなか会えていなかったのですが、実は先日結婚式の招待状を受け取っていたのです。電話に出てみると、やはりその件についてでした。

 

「ママ! なんで私の結婚式に出てくれないの? 欠席って返信が今届いて……」

 

「ごめんね。だって私は本当の母親じゃないし……。あなたのお父さんと離婚した以上、やっぱり公的な場所で母親面はできないわ」と謝ると、彼女は声を震わせて言ってくれたのです。

 

「私は実の母親だと思っているし、実際ここまで育ててくれたのはママでしょ? 私、実はあのおっさんのことは招待していないの。だから安心して来て!」

 

これにはビックリ。「ママや私を裏切った不倫男なんて招待しないよ! 離婚を報告されたとき、家庭を顧みない自己中なあいつからママが解放されるってうれしかったくらいだし。とにかく、私の晴れ舞台にそばにいてほしいのはママなの!」

 

こうして私は、母親思いに育ってくれた彼女のために結婚式に出席することに。ところが当日……。なんと式場前で、元夫が私たちを待ち構えていたのです。

 

 

今こそ制裁を!

元夫は、式場前で「実父を招待しないなんてふざけるな!」と、人目もはばからずに大騒ぎ。すると娘は、毅然(きぜん)とした態度で言い放ちました。「私の婚約者にお金を無心し、挙句には結婚資金もよこせだなんて暴言を吐いたのは誰? 親戚中にも借金しまくって、どうせ今日も金策に来ただけでしょ……。そもそもママにつらく当たって不倫で離婚した人なんか呼べるか!」

 

私は娘を抑えて続けました。「あんた、あの不倫相手にお金をせびられているんでしょ。その正体は結婚詐欺師。探偵をしている妹に調べてもらったわ。何人もだましてきたみたいで、写真も映像も被害者の証言もあるわよ」

 

顔面蒼白になった元夫に、私は重ねて宣言しました。「追い打ちをかけるようだけど、私からも慰謝料請求の報せが届くから、よろしく」

 

すると元夫は、半泣き状態ですがってきたのです。「お前、慰謝料はいらないって約束じゃ……」。私はその手をすり抜けてひと言。「請求しないなんて言った? 見合わせるって言ったのよ。今なら倍返しできるいい機会でしょ」

 

こうして、がっくりうなだれてその場を去った元夫。その後、多額の借金返済と私への慰謝料の支払いに追われ、仕事に明け暮れているようです。ちなみに、妹が集めてくれた証拠のおかげで不倫相手からもバッチリ慰謝料を回収できました。

 

幸せな結婚をした娘とは、血のつながりはなくともこれまで以上に仲良くしています。私もまだまだこれから。自分の人生を充実させたいと思っています。

 

--------------

身勝手な元夫に、慰謝料を請求せず、大事に育てた継娘の結婚式にも欠席……。と思いきや、最後はドンデン返しで作戦勝ちでした。何より、継娘にも幸せになってほしいですね。

 

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