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「居候するなら家賃を払って」「はぁ!?お兄ちゃんに言いつけてやる!」妹を甘やかしてきたシスコン夫の末路とは?

結婚して夫婦2人で頑張っていこうとしていた私ですが、あることに悩んでいました。それは夫の妹の存在です。夫は妹のお願いならなんでも聞いてしまい、夫婦にとって大事な記念日やデートの約束も、夫は妹優先ですっぽかされてしまうことも多くあったのです。

夜中に夫を呼び出す義妹

ある日、夫とドライブデートの予定を立てていました。しかし、前日の夜中に夫の元へ妹から電話が。そのため夫は夜中ながらも実家に帰ってしまいました。朝になっても連絡がないのでメッセージを送ると……夫からは「あれから寝れなくてさ。眠いからこのまま実家で寝ていくわ。今日のドライブは中止で」と返ってきました。

 

せっかく楽しみにしていたデートだったのに……。何か急ぎの用事だったのかな?と、どんな理由で呼び出されたのか教えてほしいと夫に言うと、「妹が大学へ行く際の奨学金の保証人になってほしいと頼まれたんだ」と返事が。

 

妹は社会人として働いていましたが、学びたいことがあると仕事を辞め1年前から受験勉強をしていました。そして地元の大学に合格したのだそう。ただ義両親は学費を出すのが難しいとのことで、夫に奨学金の保証人になってほしいと連絡がきたのだとか。

 

兄として頼られてうれしいのはもちろんわかります。けれど、奨学金の保証人となれば私たち家族にも関わる問題なのではないでしょうか。私が「お金のことはちょっと不安だから2人で話し合いましょう」と夫に連絡をしましたが、夫からは「お前と何を話し合うんだよ。もうサインしてやったよ」と返事がきました。

 

「どうしてそんな大事なことを勝手に決めてしまうの?」と聞いても、「俺が借りてるわけじゃないし、コツコツ返すって妹も言っている」と夫。

 

実は私たち、一軒家を買いたいと話をしていました。それなのに保証人になってしまって大丈夫でしょうか……。そんな不安をよそに、夫からはさらに衝撃の連絡が。

 

「これからは妹に月3万円のおこづかいを渡すから」——。それも夫のお財布ではなく、夫婦の家計から出すというのです。なぜ私たちが?という思いから「妹さんはアルバイト、できないの?」と聞きましたが、夫は「かわいい妹の頼みだから」と私の話には聞く耳を持ってくれませんでした。

 

1年後、いきなり新居に義妹がきて…!?

その後、なんとか計画を立て、私たちは新居の一戸建てを購入しました。

 

すると義妹が「これから居候するから、よろしくね!」といきなりわが家へやってきたのです。義妹はすでに合鍵まで持っていて……。何も聞いていなかった私はビックリ。「引っ越してきたって……大学からは遠いのに大丈夫?」と聞くと、なんと義妹は「大学は辞めた」と言うのです。

 

理由を聞くと、「10代の子たちに囲まれて授業とか苦痛」「全然友だちができない」と義妹。周りがほとんど年下なことなど、大学受験のときからわかっていたことなのに……。私は彼女の言うことが理解できず頭を抱えてしまいました。

 

しかし、それでなぜわが家に居候を――? 考えるだけ謎でしたが、反対してもどうせ夫には聞いてもらえないでしょう。そのため私は居候を認めることにしました。その代わり条件を出すことにしたのです。

 

「私もローンを払っているの。生活費込みで家賃は5万円でどうかしら。無理なら2万円+掃除洗濯料理なんかの家事をやってくれる?」と。

 

すると義妹は「はあ? 私からお金を取るの!? しかも家政婦扱いしようとしてない!?」と激怒。「兄に言いつけてやる!」と捨てセリフを吐いて消えていきました。

 

夫は相変わらず妹優先

すると、夫から「おい、妹に家政婦になれって言ったか?」という連絡が届きました。

 

「違うわ。最初は家賃として5万円と言ったけれど、家賃も生活費もそんなに払えなければ、その代わり家事をやってと言ったの」と説明しますが、夫は私の話を聞いてくれず……。

 

あげく「妹はお金も払わなくていいし、何もしなくていい!」「家事も全部お前がやればいいんだよ!」と言われ、私はあ然……。私は家政婦扱いしていいということなの……?

 

どこまでも妹優先な夫に私はうんざり。そして溜まりに溜まった夫への不満が爆発してしまったのです。

 

「そんなに妹が好きなら妹と仲良く出て行って、賃貸でもなんでも好きに暮らしなさいよ!!」。

 

そう言うと、夫は「家主の旦那さまを追い出そうとするなんて、なんてことを言い出すんだ!」と言い返してきました。

 

「はぁ!? この家の土地も家もローンも全部私名義。家主はあなたじゃない。私よ!!」。

 

そう、実は私名義で住宅ローンを組んだのです。理由は、夫が「俺は妹の奨学金の連帯保証人になっているから」と自分名義でローンを組むことを渋ったから。今思えば正解だったのかもしれません。

 

それから、私はもうひとつ、おそらく夫は知らないであろう真実を告げることに。

 

「義妹は奨学金をあなたに返済してもらえると思っているわ。『かわいい妹のためなら払ってくれる』ってあの子が言っていたのよ」。そう言うと、夫は顔を青くして「なんだと!?」と驚いた表情に。そして「いやいやいや、大学を辞めたからといって俺だけで全部の返済は無理だって」と慌てふためいていました。

 

シスコン夫の末路

義妹からは「お兄ちゃんから居候はさせないって言われた!」「余計なことを言うんじゃないわよ!」と怒りの連絡が届きましたが、「あとは兄妹で仲良く話し合って」と連絡を区切りました。

 

そして、私は夫との離婚を決めました。夫からは「妹は追い出したから離婚なんて言わないでくれ」と言われたものの、今さら言われても無理です。これまでのことから、もう将来この人と一緒にいることはできないと思ったのです。「これからも、義妹にとって頼れるお兄ちゃんでいてね」と言って関係を終わりにしました。

 

その後、私は夫と離婚。今はローンを返済しながら購入した一戸建てで悠々自適に暮らしています。

 

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