悩みに悩んだ結果…!
鍵の業者を呼ぶべきかどうしようかと、頭はフル回転。運転席や助手席のドアも確かめましたが、やはり鍵はかかったまま。娘が不安そうな目で私を追っていました。
娘はわりと物分かりが良いので、私は車外から落ち着いて話しかけて鍵を解除させることに。運転席に移動して、全部の鍵を解除するボタンを押すよう誘導したのです。娘に私の焦る気持ちを悟られないよう、笑顔を作り、必死の誘導でした。
時間はかかったものの、10分も経たないうちに娘は鍵を開けることができました。鍵が開いた瞬間、私は娘を抱きしめ、そのまま駐車場にへなへなと座り込んでしまいました。
二度とこんなことがあってはならない、とすぐにスマートキーを新しく購入し、子どもたちには車内からの鍵の開閉方法を教えました。
子どもたちを危険な目に遭わせないよう、いつも細心の注意を払っていましたが、それでもこんなことが起きてしまい、猛省した出来事でした。
イラスト/はたこ
著者:足立香織
13歳、10歳のきょうだいを育てる母。趣味は海外ドラマや映画を観ること。